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2023年1月の記事一覧
714: Culture Club / Church Of The Poison Mind
「ポイズン」つながりで、この曲を。 カルチャー・クラブのデビューは1982年なので、もう40年以上前のことですが、そのヴィジュアルを初めて見た時の衝撃は、今でも忘れません。 どうしてもボーイ・ジョージのファッションに注目が集まってしまいますが、R&Bやレゲエをうまく消化したポップなサウンドは、今聴いてもあまり古びていないことに驚きます。(ま、MVの画質の古臭さは否めませんが...) 世界中で大ヒットした2nsアルバム『カラー・バイ・ナンバーズ』(UK1位/US2位)からの1stシングルとなったのがこの曲(UK2位/US10位)。 インパクトという点では、次のシングルとなった「♪カーマカマカマカマ…♫」にかないませんが、モータウンへの愛がにじみ出ているソウルフルな楽曲です。
707: The Doobie Brothers / Black Water
私、ドゥービー・ブラザーズのナンバー1シングルは「ホワット・ア・フール・ビリーヴス」だけと、ずっと思っていたのですが、実はその前にもう1曲ありました。 それが、1974年リリースのアルバム『ドゥービー天国』(US4位/UK19位)に収録されていたこの曲です。(それにしても、この邦題、何とかならないものか…) ただ、ナンバー1に至る経緯がちょっと特殊で、まず1stシングル「アナザー・パーク」(US32位)のB面としてリリースされます。まあ、ここまではよくある話ですが... バージニア州のとあるラジオ局で、この曲がヘヴィーローテーションになったことをきっかけに、3rdシングルのA面としてリリースされ、勢いそのままにナンバー1まで駆け上がってしまうという、ドラマのような物語を演じています。 リード・ヴォーカルは、この曲のソングライターでもあるパトリック・シモンズ。 「ドゥービーと言えば、トム・ジョンストン」というイメージがありますが、ドゥービーの活動期間すべてで在籍している唯一のメンバーがパトリック・シモンズで、本来、もっと注目されてしかるべきミュージシャンなのかも知れません。