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2021年2月の記事一覧
051: Aretha Franklin and George Michael / I Knew You Were Waiting (For Me)
普通であれば、ストーンズからUKロックにつなげるところですが、ちょっと『変化球』で。 『スティッキー・フィンガーズ』の「ジッパー付き」ジャケットはアンディ・ウォーホルによるデザインですが、彼の最後の作品となったのが、アレサ・フランクリンが1986年にリリースしたアルバム『Aretha』のジャケットでした。 「ジャンピン・ジャック・フラッシュ」を収録(しかも、この曲のプロデュースはキース・リチャーズ!)していることでも話題になりましたが、最大のヒットとなったのは、ジョージ・マイケルとデュエットしたこの曲。 アルバムからの3rdシングルとしてリリースされると、US/UKともにNo.1に。アレサにとって、US No.1は「リスペクト」以来、実に20年ぶり。そして、その勢いのまま、グラミー賞まで獲得するという、まさに特大のヒット曲となりました。 まあ、「ポップ過ぎてアレサらしくない」という批判もありましたが、このMV、高校生当時よく見て、好きでした。思い出深い曲ですね。 残念ながら、もう2人ともこの世にはいないんですね...
044: R.E.M. / Fall On Me
R.E.M.は、ジョージア州アセンズにて1980年に結成され、2011年に解散するまでに15枚のオリジナルアルバムを残しています。 初期はカレッジ・ラジオのカルト・バンドという存在でしたが、徐々に人気を広げ、1987年リリースの『ドキュメント』がUS10位のヒットとなって以降、アメリカを代表するバンドとなりました。 この曲は、その直前、1986年リリースの5thアルバム『ライフズ・リッチ・ページェント』からの1stシングル。私が初めて見たR.E.M.のMVはこの曲でした。 デビュー当時、歌詞が聞き取りにくいことで有名でしたが、このMVは親切にも歌詞を表示してくれています。ちなみに、この曲のテーマは「酸性雨」。 「リッケンバッカー」で「アルペジオを多用する」という点は、同時期のザ・スミスとの共通項ですね。そう考えると、ザ・バーズのロジャー・マッギンが与えた影響力の大きさを実感します。