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47.紅麹サプリと企業体質

昨日、ニュースを知ってとても驚きました。
小林製薬のサプリメントが原因で、亡くなったり入院したり、健康被害が出ていることを初めて知ったからです。

私はサプリメントや健康食品をよく利用します。
手元にあるサプリメントを全部チェックしてしまいました。

小林製薬は、面白いネーミングの商品がたくさんあって、革新的な会社だと思っていました。けれど、今回は、死亡事例を知ってから、公表までに期間があったことが問題視されていて、イメージが悪化してしまいました。

日本企業あるあるなんだそうです。本来なら、死亡事例があると、すぐにでも公表するのが危機管理の鉄則らしいのですが、日本企業の多くは、原因を究明するのを優先するそうです。

原因もわからないうちに不用意に発表すると混乱を起こし、追求されても答えられることができず、関連のない商品にも不買が起こるのも困るから、という考えが働くそうです。

残念です。人の命に何かあっては困る、というのが一番大切なことだと思うのですが。

一人一人はそういう考え方の人が多いと思いますが、会社という大きなものの一員になると、責任を取ることから逃げてしまうのかもしれません。

今、息子が就活中なので、4月から小林製薬に入社する人たちのことを思ってしまいました。希望を持って社会人生活を始めるつもりでいたでしょうが、このようなことになって残念な気持ち、不安な気持ちでいっぱいだろうな、と。

企業体質は、上の考えを下の人たちが感じ取って出来上がってしまうのだと思っています。長く続く企業なら、深くまで染み付いてしまっているはずです。

家の近くに、数社の自動車販売店があります。遅くまで電気がついているのはいつも同じ会社です。
私はいつも、それが脈々と続いている企業体質なんだろうなと思って見ています。

「お客様は神様だ」というのも違うとは思いますが、人の命を軽視するのはあり得ません。
自分の家族でも、同じ対応できますか?

かなり腹の立った日。50歳まで121日。



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