いまが一番すき

息子(4歳)を寝かしつけながら、いつものように「大好きだよ」の言い合いっこをしていました。

すると彼がふと黙り込んで、
「ひとは何で死んじゃうの?僕は家族のなかで最後に生まれたから、みんなが先に死んでしまってひとり残るのが怖い」
と言いました。

寝る前に彼がふと口にする疑問は生死だったり宇宙だったり、暗闇の中で感じ取ることがあるのだろうなぁと思い、自分の眠気と闘いながら考えを話していました。

その中で、「皆いつ死ぬかは分からないけど、もし家族の中で貴方が最後になったとしてもお友達もいるしひとりじゃないよ。それに、貴方もいつか好きな人が出来て、自分の家族を作るんじゃないかな」ということを言ったら、
「えー。僕はいま(の家族)が一番好き!」
と返ってきました。

その時の幸せな気持ちを今も嚙み締めています。

現実にはあらゆるものは変化していくし、大人になると常に数歩先を考えて、成長余地が無いか目配りすることが習い性になってしまうけど、「いまが一番好き」という純粋な気持ちはすごくpowerfulで温かいなと、胸に刺さりました。

自分のあらゆる感情に純粋・素直な息子。
嬉しい時の笑顔や笑い声はめちゃくちゃ愛くるしいし、悔しかったり腹を立てた時の歪んだ顔や怒声はかなりの迫力。
ご機嫌の波はかなり荒めだけど、毎日たくさんの愛を惜しみなく伝えてくれて、幸せで満たしてくれます。

コーチングがなくても自分の純粋な感情や欲求を知っていて全力で表現出来る息子は、ある意味私の先生です。

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