見出し画像

あなたの生活は完璧に仕組まれている

小学1年生から続いた私の学校生活は高校3年生の5月に思わぬ終わりを迎えました
私は11年もの間、学生として過ごしてきたのです
この短い18年の人生
保育園生活から始まり高校生活を強制的に中断するまでの期間はなんと17年
あまりに多くの時間を集団の中で過ごしてきました

私はこれから大学へと進学し、ゆくゆくは社会人としてまた集団の中へ入っていくでしょう
そして仕事を引退した時にまた再びこのフリーな状態に戻ります

それにしても、17歳でのフリーな8ヶ月は私の人生で最も貴重な時間でした
特に私が18歳の誕生日を迎えるまでの6ヶ月間、
幸いにも個性豊かなたくさんの人達と金と知識と学力と美しい顔のおかげで最高の経験ができました

この経験の中でいくつか気がついた事があります
私達はいくつも大きな誤解をしていたのです
私達が自由だと信じていた放課後•休日•その他の学校や仕事に関わらない時間…
それらも全て「完璧に仕組まれていたのです」

昔のヨーロッパの金持ちは、市民を工場で長時間働かせて金儲けをしてきました
これだけを見るとただの嫌な話なのですが、本質はもっと奥にあります
長時間働かせる事の真の目的は工場の生産性を上げるためではありません
「仕事以外の限られた時間を操るためです」

ピンとこないと思いますので説明します
貴方はカイジという漫画を知っていますか
クズでどうしようもない借金まみれの男達が地下で強制的に働かされます
しかし仕事終わりには酒やつまみを買って飲む事ができ、その他の娯楽も味わえます
さて、この娯楽を管理するのは誰でしょうか?
そう、男達を働かせる側の人間です
もちろん全く同じ人達ではないにしても、娯楽を提供する人と労働させる人は裏でグルとなっており「労働者の生活を完璧に操っています」

当時のヨーロッパも同じでした
労働者の娯楽さえも操るためビールを教え、タバコを教え、体に悪い美味しい食べ物を教えてきました

もちろん今も同じです
今の日本の8時間労働という概念は当時のヨーロッパから来ています
8時間労働の実際の作業内容はたった3時間の労働分だと言われていますが、金持ち側からすればこれでいいのです

金持ちは、あなたが疲れてクタクタになって家に帰り、与えられたスマートフォンでYoutubeを見て、TikTokを見て、Twitterをやって、寝不足のまま学校へ行かせ、学校帰りにジャンクフードを食べ、常にコンプレックスに火をつけるような情報を与えられるようにして
【毎日なんとなく不満】という状態を【意図的に】継続させています

毎日なんとなく不満だから、それを解消するために毎日なんとなくお金や時間を使います

なんとなくコンビニで数百円の甘いものが食べたくなり、なんとなくTwitterを開きたくなり
なんとなくYoutubeのショートをスクロールしたくなり、なんとなく仕事や勉強をしたくなくなります

コンプレックスを増大させる情報による魔力はもっと強力です
あなたは恋人が欲しくなり、ブランド物が欲しくなり、フォロワーが欲しくなり、青春が羨ましくなり、もっとカッコよく•可愛くなりたくなります

この結果、あなたはどうなるでしょうか

簡単です 
これらの意図的に作られた〈状況〉と〈情報〉によって、知らない間に他人に作り上げられた〈欲望〉があたかも自分の意志のように出現します

そして新しい不満を作り、ムダな買い物やムダな時間を過ごさせるのです

このような同じ欲望を持つ人達を利用するのはとっても簡単です
自分達が操られているという事さえ気付かせなければ、何が売れて•どんな事が起こるのかについて簡単に予想できるからです

マクドナルド、SNS、宝くじ、高級ブランド、人気のグッズ、整形、音楽…

これら無数にある快楽コンテンツは全て仕組まれたものです

帰りにふらっとコンビニに寄って1200円くらい使い、家に帰って夜遅くまでスマホを見て寝不足のまま明日を迎え、休日は昼近くまで寝てる
常にコンプレックスが体に絡みついて何となく不満な毎日を送っている

あなただけじゃないです
ほぼ全ての人がこうなってます

この現実を知ってもまだあなたの自由時間は本当に自由な時間だと思えますが?

あなたは誘導されています
都合の良いように上手く上手に刷り込まれて顔も知らない金持ちに利用されているんです
流されればどんどんバカになって不健康になって不満がたまって死ぬまで金持ちの奴隷です

学校を辞めるまで私はこの事に気がつきませんでした

新幹線の待合室の横にある売店では、皆んなが必要以上に食べ物を買い、待合室の椅子では全員がスマホとにらめっこをしています
サングラス越しにスマホを覗くと、LINE•YouTube•Twitter•メール•ゲームが9割です
メールは仕事なので娯楽ではないのですが、それ以外の使用はあまりにも悲惨です
待合室でスマホをいじっていたとある男性は新幹線に乗る寸前まで同じゲームをしていました

結局は操られているんです
見えない糸によって私たちの生活は完璧にコントロールされており、それはこれからも続くでしょう

あなたが社会から自由になった時には、もう後戻りできないレベルになっています
それが私たち一般市民の運命なのです

もし、この状況が嫌ならスマホを連絡用のスマホに変えて、テレビを売って、自分自身の信念を持ち、それを貫くしかありません

結局はそれができないからこの世のほとんどの人間は本質的に同じ人間になるのです
パターン化された快楽と不快の連続が人生であり
とどのつまり
「あなたの生活は完璧に仕組まれたまま」です

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?