槍玉に上げちまった話

余計なお世話だっつう話ですよ。
今日どっかのお天気野郎が、暑さのピークが過ぎた宣言出したらしいじゃないですか。おめえが決めんなて言うね。
こちとらまだ暑いんだわ。なんせ毎日30度超えてるし。なんなら毎晩熱帯夜だ。大体7、8、9てタップリ3か月暑いんだよ本邦は、デフォルトだからそれが本邦の。まだピークの最中なの、暑さの真っ只中。もう、苛々すんなあ。
暑さでイラついて言葉尻捉えて、お天気野郎を槍玉に上げてる感じだけど、コレ振りなんでね。前振り。
本心から認めてるんじゃないから。ゴメンね、何処ぞのお天気野郎。
何しろこう見えて私、どっぷりタップリ加齢エキスに浸かった立派な何かが滴るおっさんなんで。正真プロおっさんだから。もういい加減落ち着いてるんだわ。虫の居所に左右されるような、そんな青いメンタルしてねえの、残念した。

どうもです。
そんなこんなで、今日も落ち着いてやっていこうと思う私です。実に落ち着き払ってます。何時もの事です。
さて「槍玉に上げる」て言うじゃないですか。あれ。
もう、散々使われてきてると思うんです。下手したら100年単位あるんじゃないですか? 第一、槍だぜ? 今時誰も使ってねえよ。まず見ないじゃん? 投げやりな奴は良く見掛けるけど、槍投げてる奴なんてオリンピックの時くらいでしょ? 世間に顔出すの。出たよ、槍て言う。でんでんムシムシかたつむり? あれは違うから。うん、違う違う、全然違う。
実際、槍なんか何時見たよ、兄さん方? 私はやっぱ前回のオリンピックの時だったよ、思い返したら。まだ呆けてねえから、記憶はまず定か。
要するに、使い続けるのは構わねえけど、もう皆いい加減飽きたぜ? ピンと来ねえぜ、て言うね。使い古された襤褸雑巾みたいな慣用句て言うか、そう言う扱いじゃん、もう。そう思うんだ。

そこで、使い続けるならリニューアルしねえ? て言う大胆な提案よ。まあ、余計なお世話なんだけどさ。
新解釈。コレを与えたろう、て事。そういうのを提案。

「槍玉に上げる」、コレを「槍、玉に上げる」にリニューアル。つまり、槍を玉の上に乗せる訳だ、コレが。
玉転がるよね、置いた槍グラついて下にダーンて落ちるよ、当然だ。ダメじゃん。全然ダメ。おめえ正かの槍ソコ置く? みたいな。それダメな奴! て時に使うのよ。
例えば、生卵レンチン。道具使わないで、ただ生卵レンチンするパターンね。その時に「ああ、それ槍、玉に上げてるよ!」て感じに使うんだ。

それでまあ、こんな感じのを何個か考えました。
そしたらなんか糞詰まって来て。便意催した、然も猛烈な奴。
それで渋々糞垂れに便所行ったんだよ。
便所って、暑いじゃん? 大体部屋から遠くにあるからクーラー効いてなくて、暑くて嫌じゃん? それで、溜められるだけ溜めて、愈々てなったら出すのよ、最近は。だから渋々なの。
汗だくなるから。そんで臭えからな糞、おっさんの糞。そしたらやっぱりシャワー浴びるじゃん? そんなこんなで結構な時間経ちました。

糞して、汗流して、スッキリして、最高にチルかったわ。
人類って、こんな簡単にチルアウトできるんですね。最高。
そんな清々しい気分で、続きするかってパソコンのモニターに映し出された殺気のテキスト読んだの。

え? て。

あれ? てなった。どうした俺? てなって、いやあ泡食ったよ。
これはないわあ、て。ヒヤッとしたよ。おぞましい。

いやあ、チルアウト、大事だわ。

興が乗ってくると、変な興奮状態、例えて言うとランナーズハイ? ランナーて大概変な薄ら笑い浮かべながら走ってて、いい感じになってんじゃん? あれ。あんな感じで、もうコレ最高、てなるんだよ、何か知らねえけど。
一回何かしらのチルいの挟まねえとダメだな、物事。

チルアウト大事。
いい歳こいたおっさんが、実に今日得た教訓がコレ。

まあ一回落ち着けや、て話。

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