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みんな自分の価値観の中にいる〜silent9話

入院の続きがありますが
昨日木曜日だったので先にこちら

萌ちゃん、「成長著しい」萌だったのね。
(鎌倉殿の13人、成長著しい金剛のように)

2話のふりかけ取って欲しい萌(12歳)の時、
想は18歳…
どこから桜田ひよりさんになってるかわからないけど
大河の北条泰時=「成長著しい金剛」は10歳で坂口健太郎さんにバトンタッチだった様子

今回は

想の失聴の過程
母、家族の受け止めていく様子
CDにまつわるエトセトラ

という感じ

  • 親には親の、子には子の理由がある

  • 想の家族は想の味方だった

  • 気づいてくれない想にアピールする紬可愛すぎる

  • 昔のラブレターほど恥ずかしいものはない

前回、予告で悲惨そうな感じしてました
確かに「障害受容」の過程は大変そうで辛そうでした

意外とお父さん活躍

描き方はやはり丁寧
まだ聞こえるしとか
周りに動揺とか
丁寧だなと思いました

篠原涼子さん演じる想の母は
想を心配するあまりに行き過ぎたり
障害のない姉妹を蔑ろにしてしまう

でもそれは
「想を心配するあまり」にしていること
嫌がられても心配なのには変わりない

「障害のある子以外のきょうだいが
放っておかれる」
それはよく言われることで
「きょうだい児」で検索すると出てきます

放っておかれ孤独な経験をしたり
ヤングケアラーになる事もあるようです


想は大学生から難聴になったので
姉はそうなったわけではないですが
萌ちゃんは、ちょっとその片鱗を感じる
「通訳をしないと」という使命感を少し感じます

codaとは違うけどね
(codaは親が聞こえない子)

そういえばこれも早く見なきゃ


一方で、姉の華さんは結婚して妊娠します
それがわかった日も
母は「想のところに行くから」と
華さんとの
「赤ちゃんのお買い物」の約束を反故に…
この時の萌ちゃんも板挟み…

華さんは想が
遺伝性の難聴である事の不安を母にぶつけます

でもあの予告のセリフだけだと
姉最低感ありましたが
続きがあったんですね
それ聞いて納得

みんなそれぞれ
自分の価値観があって
自分の大切なものがあって
その中で生きてる

母の価値観はだからそんなに変わらない
けれど今回想が顔を見せてくれた
変化をみせたので
想が「心配されるの嫌なのは知ってるけど」
が頭書きにくっついた

前は奈々さんとの
「聞こえない世界」を見つけた事を
喜んでいたけど

湊斗と話し笑うのを見て
昔の友人の元にも戻った息子を嬉しく思えるようになった

それは想も同じで
凝り固まっていた価値観が8話までにほどけている

2話で(見直した)
自分だけ紬に一度「想くん」と呼ばせて
(ここで自分は紬って呼ばないんだよ…)
その思い出だけで生きようとして
母にも家族にも隠して!と…

「みんなに心配かけたくなかった」
それが一番大事だった

奈々さんと出会っても
「まだ聞こえるし」と思っていた

結局は
「可哀想と思われるのが嫌」
だったのかなとも思う

アイデンティティの崩壊は
一番自分が辛いし
プライドも崩れるだろうな

今は
湊斗の誘いで、話してみて
自分の価値観が「思い込み」だったと気づく
(あの手話は「思い込み」という単語)
隠していたことが悲しませていたと気づく

自分の思い込み、頑なさを緩めたら
湊斗が、紬が、母が、みんなが、
喜んでくれていることに気づく

総じて、想の家族は
想と一緒に受け入れて一緒に歩んでくれた
味方だった

想はまた自分を受け入れた
好きだったもの並べ直して

(私も今そうなんですが
自分が昔好きだったものに気づくのって
怖いけど嬉しいんですよね
また書きますね)

それが丁寧に描かれていました

今回他の場面では
想のSっ気がすごく出てる感じでした
対、湊斗の「一緒に帰ろ」の表情とか
対、紬のタワレコの裏の一連とか…

これが本来の想なんでしょうね…
2話冒頭の紙を折る話を
嫌がる紬に続ける時の
いたずらっ子な顔をしていました

そして目黒さんまで
口話の音がろう者のじゃないですか!!
今回の手話指導の方すご。

目黒さん今後も手話学びたいと
歌番組でおっしゃってましたね〜
ぜひNHKに三宅さんと出て欲しい!


この話までに何度か、篠原さん演じる想の母に関して良く「毒親っぽい」というのを目にしました

実際の毒親って、もっとえげつないと思う
ネグレクトとか、DVとか(言葉含む)

この母は「心配の行き過ぎ」

それに今回、紬の母とはまた違った母の愛情を表現されてたかなと思いました

それに2人の母に共通した「親のまごころ」がまた出てきて、ふふ、となった

親は「親という生き物」に生まれたわけではないから
それぞれ
愛し方も違えば
感じ方捉え方も違って当然

2人に共通するのが
両手いっぱいの紙袋


今回物足りなく思っちゃうのは
私が
奈々さんと春尾さんが見たいからかなぁ

無限まやかしさんと一緒じゃないか
(お二人は春尾奈々推し)

というわけで
やっぱり語りたくなるドラマsilent
あと2回ですね…



ちなみに今Tverでやってる
流星の絆
全然タイプ違いますが好きでこっちも追ってます

流星の絆
#TVer 
https://tver.jp/lp/episodes/epbjj8pud5

原作とは全然違うと評判ですが
宮藤官九郎さんが東野圭吾さんのモノクロの原稿に蛍光ペンで塗りつぶしてる感じですが
私は好きです

宮藤官九郎さんは昔
ラーメンズの小林さんとの対談で
舞台を色で埋め尽くさないと不安とおっしゃってたけど
言い得て妙だと思います

彼の作品はなんていうか
真っ黒とか真っ白な舞台は似合わない

最近のはちょっと昔よりシンプルになったけど
それでもやっぱり埋め尽くしたいのかなって思ってしまいます

余談が過ぎました
また流星の絆も語るかもしれません

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