見出し画像

絵本の読み聞かせが私にくれる力

絵本の読み聞かせをする中で、感じたこと、考えたことを書き留めておきたいと思います。
自分なりの方法や考えを書いています。いろんな考え方があると思います。数ある考えの中の一つとしてお読みいただけたら幸いです⭐︎
(ファッション全く関係ないです☺️)



私は娘が生まれてから、少なくても年間200冊の絵本を読み続けてきた。
娘も絵本が好きだが、私の方がもっと絵本が大好きで、読まずにはいられないのだ。

そして、1年前から子供向けの絵本読み聞かせボランティアを始めた。

絵本を読み始めると、子供たちの目がキラキラ輝きだす。
ワクワクドキドキ、胸を膨らませて聞いてくれているのがわかる。

私の一言一言に、笑いが起きたり歓声が上がったり。
自分には、子どもたちをときめかせるこんな素敵な能力があったのか、と錯覚させてくれる。

全ては、絵本の力だ。
力のある絵本のおかげだ。

読み聞かせ絵本の選書

絵本の読みきかせは、選書が全てと言っても過言ではない。(と私は思う。)

自分が「これだ…!」と確信できる絵本を選ぶこと。
自分が「この絵本なら全てを委ねて信じられる!」と思える絵本を選ぶこと。
自分が「この絵本が大好きだぁぁ!!」と思える絵本を選ぶこと。

たくさんの絵本を読んでいると、「これだ…!」いう一冊が見つかる。
その時の自分の気持ちや読む時期によってもそれは変わるものだ。

「今私が読むならこれっ…!!これに決めた ♪  」
と迷いなく思える絵本に出会えたら、読み聞かせはほぼその時点で大成功したようなもの。

逆に、6月だから雨の絵本…、12月だからクリスマスの…と思うあまり、自分のビビッとくる絵本じゃないものを仕方なく選ぶと、子供たちの反応でわかる。
「ああ、ごめん。退屈になってるよね…。」
そういう時は、私が読み聞かせボランティアをしているのではなく、子供達が「聞いてくれるボランティア」を私にしてくれている状態になっているのだ。(何度も経験済み😭)
なので、季節の絵本をいくつか探し、これだ!というものに出会えなければ、季節関係なく、自分が読みたい物を読む方が、良いと私は思う。(季節の絵本でも「これだ!」と思える本に出会えることも多くある)

当然、選ぶ絵本に正解はない。
私が「この本は好きじゃない。良いと思わない」と思った本を、
別の人が「これだ…!」と選ぶことだってもちろんある。その逆もある。

その人が確信を持って選んだ本ならば、きっと、素晴らしい読み聞かせになるだろう。理屈はわからないけれど、読み手側の「この絵本が大好き!」という思いは、目に見えずとも聞き手にちゃんと伝わるものなのだと思う。

絵本の読み方


その絵本を読むとき、自分で文を足したり逆に端折ったりは、しない。その絵本の力を信じているのなら、する必要がないのだ。
ただ、そのまんま読むだけ。
声の強弱も、抑揚も、読み手側が絵本をしっかり感じながら読んでいれば、自然にふさわしいものになる。読み方はその絵本が教えてくれる。
優れた絵本は、そのまんま読むだけで、ちゃんと伝わるように出来ているのだ。
読み手は、「感じて」「信じて」読んでいけば良いだけ。
(クラシック音楽の楽譜と似ていますね…☺️)

そして読みながら、聞き手の反応をしっかり受け取る。すると、絵本を通して読み手と聞き手の心のキャッチボールができる。
そのリアルな心のやり取りこそが、一期一会のかけがえのない場を作っていくのだ。


絵本の力

絵本は、1人で心の中で読むだけでは、もったいない。良さを十分に知ることができない。
声に出して読み、聞いてくれる相手がいて、初めて、その絵本の真価が発揮されるのだ。
読み手と聞き手の心が、絵本を通して通いあう。
そんな素晴らしい体験に、私はいつもドキドキワクワクしている。

いつも読み聞かせの前に、絵本にそっと話しかける。
「おい、絵本。今日、お前の真価をオラに見せてくれ!」と。
絵本は「よっしゃ!任せとけ!」といつも答えてくれる。
子供たちにも心で話しかける。
「みんなの力をオラにくれぇ!」

絵本と子どもたち、そして、私。
みんなのパワーが生み出す特別な空間。
読み聞かせは私にとって、かけがえのない大切な時間。

絵本よ、子供たちよ、いつもありがとう。




絵本について、知りたい、読みたい、読み聞かせしたいと思っている方は、銀座中央通りの教文館9階ナルニア国にぜひ足を運んでみてください。たくさんの素晴らしい本が待っててくれています。ゆっくり選べるお店で、私も妊娠中に見に行き、購入しました☆
※私は教文館と何も関係ない者です。

他の書店さんでももちろん良いのですが、絵本専門店には、昔から選ばれ続けている本がたくさん置いてあります。初版が何十年も前のものは、何十年も変わらず子供達に愛されてきた本ということです。そして教文館はその絵本たちを知り尽くしているプロフェッショナルな店員さんによる選書空間です。
まず、そこに置かれている「選ばれし本たち」の中から読んでみると、「うぉぉぉ!絵本楽しいぜぇぇぇ!」とか、「しみじみと心が温まったわ…」とか、「気づいたら異世界に行ってた…!」などと絵本の力を感じ、読みたい気持ちが自然に湧いてくるように思います。(読む気がしなければ、読まなくても全然いいと思います🥰)
そういう場所でなら、自分にとっての「力のある絵本」が見つかる可能性も高いです。
その後に一般の書店で見てみると、かなり選びやすくなると思います。

お子さんにどんな絵本を読んだら良いかわからない人は、福音館の「絵本の選び方」サイトの「年齢別おすすめの本」を見てみるのもおすすめです☆

図書館で手当たり次第に好きな絵の本を選んでみるのももちろん有りです🥰


妊娠中に教文館で買った思い出の一冊。


お読みくださりありがとうございました☆

なかまち

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?