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強迫性障害は「おともだち」

こんにちは。さてさて、本日はどんな知的でスマートな本に出会えるのか…kindle図書館 館長よっちゃんの今日のおすすめはこちら!


しばみかんさんの強迫性障害は「おともだち」です!


少し前に「うつ、繊細さん、HSP」特集をしました。
それとは違いますが、著者のしばみかんさんは心療内科を受診したと書いていたので、くくりとしては同じ精神的な症状ということになります。


「強迫性障害」とは、例えば家を出る時に鍵をかけたかどうか気になって確認する、火を消したかどうか気になって確認する、などの行動が生活に支障をきたすレベルで発生する症状のことです。


私も「あれ?カギ閉めたよね」「火を消した気がするけど気になる」など一回外に出たものの戻って確認することはたまにあります。「多分鍵を閉めたけど、一応確認しよう」と自転車置き場まで行ったにもかかわらず戻るときもあれば、「確か、火は消えていた気がするから消したはず!大丈夫 大丈夫」と自分に言い聞かせて戻らないパターンもあります。


頻度で言えば月イチあるかな、くらいでしょうか。でもこれ、まったく経験がない人はいないのではないでしょうか?(いたらごめんなさい)
程度の差はあれど「あれ?大丈夫かな…」と気になるのは普通のことだと思います。私たちは考えることがありすぎて無意識にしたことは忘れがちです。ただ、意識的にやっているにもかかわらず、気になって安心できず生活に支障をきたしてくるとやはり大変ですよね。

しばみかんさんは、心療内科を受診するまでに5年かかったといいます。
でも受診してからは回復が顕著で、もっと早く病院に行けばよかったと後悔したそうです。


心療内科は、何となくですが気軽には行けない感じがします。外科や内科や歯医者に比べて誰でもが行くところではなく、心に問題を抱えている人が行くところ、というイメージがあるからでしょうか。


私もそう感じるし、しばみかんさんも5年越しに受診したと言っていますし、以前紹介した「てらみこさんの『うつって意外とわるくない』」のときも受診まで1年半かかったということから、これはだいたいの人に当てはまる心理の気がします。

精神に関わる薬の認知がまだ広がってないからかもしれませんね。実際に副作用や依存性、脳へのダメージなど外科や内科の薬と違って分かりにくいですし、向精神薬は精神が病むという話も耳にします。そんな強い薬を安易に処方する医師も多いと聞いたこともあります。いずれにせよまだ一般的ではないですね。


しばみかんさんは薬での治療と並行してカウンセリングを始めたことで、より改善に向かっていったとのことです。カウンセリングを受けて強迫性障害の引き金となった出来事も見えてきました。病院に行くか行かないか迷っている時に比べて行動するということは、色々な変化をもたらすんだな、ということを改めて感じる機会になりました。


「強迫性障害」という言葉は「うつ」や「繊細さん」に比べてまだ一般的に広まっていないかもしれませんが、鍵の閉め忘れが気になる、火の消し忘れが気になる、と聞くと誰もが分かる身近な症状です。


この本を読むことで、強迫性障害に対する認識や、病院・カウンセリングに通った実体験、当事者の症状との付き合い方や生活などが見えてくるので、同じ症状に悩んでいる人も家族さんも一つの事例として参考になるのではと思います。


治療していくうちに強迫性障害とは切っても切れない縁だと感じ始めたことから、しばみかんさんは「仲良く付き合っていく」と自分で決めてバランスを取って生活している様子が伝わってきました。


「必ず治さなくちゃ」という気持ちからは焦りやプレッシャーが出てしまいがちですが、「仲良くしよう」という気持ちでいらられば、ゆったりどっしりかまえていられるのではないでしょうか。この捉え方はどんなことにも使えますよね。


なにより、唯一無二のご自身の体験をkindle本という形に表して必要な人に届いたら、という気持ちが素晴らしいと思いました。kindle出版の醍醐味の一つです!そのような本をkindle図書館では大切にしていきたいと思っています。

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