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未知との遭遇旅1 金持ち編


経験をもって心から理解した知識を得るために始めた未知との遭遇旅↓


手始めに、自己啓発本の中でも長年読まれ続けた哲学を手がかりにスタートすることにした。

哲学科の大学教授が社会人向けに開いている哲学の学校に通ってみた。そこで出会ったのが、哲学語れるギャルのAちゃん!

Aちゃんとは、ディスカッションのグループが一度だけ一緒だっただけなのだが、
不思議なことに一瞬で意気投合し、
その日の授業の帰りに、表参道で開催されている合コンに一緒に向かった。
一緒に哲学語れる男を見つけようぜ!という名目だ。

Aちゃん自身も私にとって未知だったし、
彼女の連れて行ってくれる世界はこれまた未知で、彼女は、この未知との遭遇旅の指南役にうってつけだった。ありがたいことこの上ない!

その合コンは、
こじんまりしたパーティスペースに20人程の男女が集まっていて、特にルールはなくフリーに喋る感じだった。

最初に喋った人は、空虚な眼をした若作りの男の人だった。彼は、大きなネイルサロンの経営者で金持ちだった。
なぜ、ネイルサロンを開こうと思ったのか?と聞くと、「かわいい女の子が好きで、かわいい従業員と働けて、かわいいお客さんが来るのはネイルサロンかなぁと思って」と話してくれた。

なんと不純な動機、、、!
いわゆる就活での志望動機は、
「過去にこんな経験をしたから今がある。だから次は私がこの業界で恩返ししたいんです。」とか「自分にはこんな強みがあります。この強みを活かし御社で活躍することを通して社会貢献したい。」が鉄板ネタだ。
それらが作られて薄っぺらに感じるほど、本音剥き出しの志望動機って強くて、マネーゲームにおける成功に近いんだなぁ!ということを学んだ。

ここにきた目的は?と聞くと、
「今はね、もうネイルサロンは信頼できる人に運営任せていて、暇なの。だから、かわいい女の子達と旅行してて、そのメンバー募集の為だよ。」
とのことだった。
あー、彼は、暇をかわいい女の子で埋めようとしてるのか。
その女の子達は、彼と過ごしたいのではなく、彼のお金で行ける贅沢な旅行をSNSであげる自分を作る為に、彼と旅行に行くのだろう。
だから、この人は空虚な眼をしてるんだなぁ。寂しい人だ。旅行は遠慮しておいた。

最後に彼のキーワードで哲学聞けるかな?と思い、あなたにとって、かわいい女の子ってどんな人なの?と聞くと、
「んー、かわいいは、まぁ、顔がかわいい子だよ。この前行った上野のガールズバーみんな可愛かったなぁ」とまぁ歯切れの悪い答えが返ってきた。

なんそれ、、、つまらんなぁ。
この人、お金持ってるだけで、人間としての深みがない。世の中の上っ面に執着しちゃってるわ。
ここで彼への興味が失せてしまった。

次に喋ったのが、この合コンの運営をしている社長さんだった。これまた若づくりな人だった。
何で金持ちになれたの?って聞くと、
「人はね、出会いに飢えてる。集客の仕組みさえ作っちゃえば、出会いの場って儲かるんだよ。仕組みだけ頑張ればあとは遊んでても儲かる。」って教えてくれた。
確かに、キングコングの西野さんも「集客は仕組みが大事。タピオカは、その仕組みがなかったから一時の流行り止まりだったんだね。」って言ってたなぁ。コンテンツ産業には、儲かるための成功のルールがあるんだろうなぁ。
マネーゲームでの成功は、学歴なんて関係なくて、ルールを把握して、運を味方につけて、行動したもん勝ちなんだろう。

ここで、Aちゃんが、「こうね、第3の目を開くイメージで、彼の眼をガン見するとね、彼は私のこと好きになるよ。やってみるから見てて。」っとは何ともスピリチュアルなことを実演してくれた。
確かに、途端に私の方を全く見なくなり、Aちゃんにばかり喋る様になり、次第にAちゃんにボディータッチし始めた。 笑
なんと、、、!
人の心って、好きって気持ちって何なんだろう?次の宿題になった。

この未知との遭遇での学びは、
お金を儲けたかったら、学歴なんて関係ない。
教養あって良い人だけが金持ちになれる訳でもない。上っ面だけの人も多い。
自分の本音に向き合って、従って、行動あるのみなんだなぁ。
ということだ。
頑張って勉強して良い大学入って、いい企業に勤めるのが成功というのは、親の時代の古い価値観だ。私は親にこの価値観を押し付けられていたのだな。これは親の優しさだから、全否定はしない。でも、今回の旅で自分の価値観を自覚できた。

そして、私は私自身が金持ちさんやお金儲けにあまり興味がないということも知った。
それよりも、自己探求が進んでいて、自己開示が上手な中身みちみちに詰まった深みのある人間が好きだ。私の知らない世界を知っていて、楽しそうに生きている人が好きだ。
ギャルのAちゃんは好きだったら、また遊びたいと思った。





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