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熊本旅、大大大自然

2023年 10月30日 気温17℃

雲一つない秋晴れの中、熊本空港へ降り立つ。

今回は会社の同期とレンタカーを借りて、車でしか行けない場所を巡る1泊2日旅である。

水ダウで「熊本でくまモン見ないの不可能説」やってたらしい
もう結果出た


車を借りたら、まず腹ごしらえ。

空港からすぐの味千ラーメンで熊本ラーメンを注文。

このボリュームで1000円


熊本旅と言いつつ、今回は1泊2日で

宮崎→大分→熊本

を回る。


高千穂峡


最初に向かったのは、高千穂峡。

せっかく友達が来てくれたので、カヌー体験をやりたかったのだ。

体験時間は30分で、15:30〜16:00の回を予約した。


しかし、道中遅い車がいたため、15:40に到着。
走って受付に行くが、何も言われなかった。どうやら体験時間内に着けば、30分間カヌーできるみたいで安心。

いざ乗船。カヌーの漕ぎ方を教えてもらい出発した。

操縦ミスると大惨事に


橋の上から若い人が手を振ってきたので、振り返す。なぜかディズニーでするより恥ずかしくない。

水を触ると気持ちいい冷たさで、カヌー体験自体も面白く、滝の音を間近で聴きながら紅葉も見て、贅沢な30分だった。


日没の時間が近付いてきたので、展望台へ。

国見ヶ丘展望台


展望台到着。ここは雲海が見られる場所で有名らしい。

普通の展望台であったが、空が開けており、夕日に照らされた雲と山が素晴らしく綺麗だった。


ゆっくり黄昏てから、車へ戻る。

夕飯に馬刺し食べようと言っていたのだが、付近で夜やってるお店がない。


下調べが甘かったため、馬刺しは諦めて、宿の売店で買って食べることに。


黒川温泉 瀬の本高原ホテル

今日泊まる宿は、「黒川温泉 瀬の本高原ホテル」。

ホテルに向かう道は、両側が高い木に囲まれた、アップダウンのある道。

途中、木々の隙間からオレンジ色の球体が一瞬見えた。

さっきのなんだ?と思って運転し続け、開けたところに出ると、球体の正体は月だった。

あまりに綺麗なので、車を止めて撮影タイム。

車のエンジンを切ると、風でそよぐ木々の音しか聞こえなかった。
ライトも消すと、月明かりだけになった。

遠くから車の音が聞こえると、明かりをつけ、通り過ぎるとまた消して、夜空を楽しんだ。

運転を再開。

しばらくすると、突然反対車線にイノシシが!多分大きさ1mくらいだった…
心臓ドキドキ。

その5分後くらいに、道路にタヌキが寝てた。こっちの車線だったから「あぶねーなこの野郎!」って叫んだ。

ホテルに到着。

ホテルの敷地内に入り、駐車場までの道で、なんとシカが3頭横切った。
すごい場所にホテルあるな。

到着。

サファリパークのような体験をしながら、ホテルへ。


チェックインを済ませ、売店で夕飯を買う。


レジで買う時に、地酒を買ってたので

「お部屋でお飲みになりますか?」

と聞かれ、そうだと答えると

「少々お待ち下さい」

と言って、お猪口を持ってきて頂いた。


早速部屋に行き、荷物を置いて温泉へ。

テンションMAX
友人は急ぎ足

何十人も入れそうな広々とした露天風呂で、景色は270°くらい見渡せる。

広い星空を目の前に、仕事と恋愛の話をしながらのんびり長風呂する。


いそいそと部屋に戻って、夕飯の支度。

最高のメンツ


ホテルのTVを観ながら、ダラダラ。

疲れてたから酔うのが早かった。

就寝。


・・・



6時に目を覚まし、露天風呂で朝日を観に行く。

阿蘇山が窓に反射

何の音もしない、静かな空間。

朝日を邪魔する高い建物もない。

温泉に浸かりながら、思いを馳せていると、手前の山に馬が2頭草を食べていた。

日光の向き的に、馬はシルエットとして見えた。それが影絵みたいで、30分くらい眺めていた。

友人は眠いと言って寝ていたが、この空間体験してもらいたかったな、と思いつつラウンジで1人景色を楽しむ。


友人が起きたので、出発。


原尻の滝


最初に行くのは、大分県の原尻の滝。

車から降りると、もう滝の音が。

この迫力。

この滝は、すぐ近くまで行けるのが魅力だ。

滝に触れる


ずっと居られる場所だが、この後も予定があるので、泣く泣く次の場所へ。

と思ったが、この滝に来るまでに気になった場所があったので寄り道。


岡城跡

寄ったのは、「岡城跡」。

こんなにも大自然の中にある城は初めてだった。

高い場所にあるため、どの場所も展望台のような開けた絶景が見られた。

その分敷地は広く、階段が多く、道も曲がりくねっている。石垣は自分の背丈よりかなり高く、見通すことはできない。

あまりに敷地が広くて、友人と息を切らして歩きながら、当時の武士も「この城攻めるのダルくね?」とか言ってたかもな、などと話した。


昔は城跡見てもなぁ、城が無いとと思っていたが、最近、城跡は往時を想像するという楽しみ方があることに気付いた。

昔は大きな木が生えてたのかな


黄牛の滝

次は、黄牛の滝。

ここは、AmazonのCMで使われた場所。

この滝の良さは、すぐに見られないところだ。

駐車場からアスファルトの坂を下り、曲がりくねった道を歩く。 
滝の轟音はずっと聞こえ、徐々に大きくなっているのに、その姿は中々見えない。

やっと岩場まで降りたが、まだ見えない。足元に注意して進み、カーブを曲がったところで、ついに姿を現した。

まさに秘境

写真で見ると大したことなさそうな滝に見えるかもしれない。自分も行く前にGoogle mapで見たときはそう思った。

しかし、この場所に辿り着くまでのワクワク感や、激しい滝から飛んでくる水飛沫、大量の水が発する轟音は、実際に行かないと分からない。

来て良かった、そう思った。



阿蘇


友人がお腹が空きすぎて具合が悪くなってしまったので、爆速で阿蘇に戻る。

というのも、阿蘇であか牛を食べようと旅行の計画段階から決めていたからだ。


40分ほどで到着。
急いでご飯屋へ。

あか牛丼 2700円

友達は刑務所から出てきたかのように、食らいついていた。

彼が元気を取り戻したところで、食堂から見えてた草千里へ。

米塚
この馬を見た友人「馬肉になる準備が出来てるらしい」


気温もちょうど良く、ウトウトしてる馬の写真を撮らせてもらいながら、草原を散策。

残念ながら、時間が迫ってきたので、最後に展望台へ。


大観峰


車で45分、大観峰に到着。

大量の中国人の間を縫って走りながら、景色にうっとりする。


今回行った場所を上から眺めながら、圧倒的な景色に心を奪われる。旅行最後の締めにふさわしい場所だった。

十分堪能したので、空港へ。



今回は3県を回ったが、総じて自然を感じる2日間だった。

ドライブ中に見た紅葉、温泉に浸かりながら眺めた朝日、世界有数の巨大なカルデラ、飛沫を飛ばしながら激しく流れる滝。


天気にも恵まれ、一緒に熊本まで来てくれる友人にも恵まれた。

また行こう。

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