ごめんね
テレビでハラミちゃんの番組をみていると、
母が言いました。
「ピアノ弾ける人はいいなあ。
お父さんが、言うた。わしの生きている間に娘の弾くピアノを聴けなかった」
娘は、大学にはいってから、先生になるためにピアノを大学生から始めました。
父は、その時ピアノを買ってくれました。大学で練習するので、娘は買ってくれなくてもいいと思っていました。実家から離れて大学に行き、他県で先生となりました。
娘にとってピアノを弾くことはとてもつらいたいへんな思いばかりでした。大学でのピアノの試験は、今でもつらい思いでです。結果、合格して、結構レベルをあげました。
その後、先生になり、音楽会でも伴奏しました。市民会館での子供たちが出場する音楽会でも合唱曲の伴奏をしました。
やることはやりましたが、相当練習しました。人の2倍努力しないとできない私です。とにかく猛烈に練習して弾けるようになりました。ある程度の年齢になり、ピアノを弾くことも必要でなくなりました。
ピアノにいい思い出はないのです。ちょっとしたキョーフに近いのです。
でも、帰省したら、何か弾いて欲しかったんだよね。ごめんね。母も同じ思いだね。
ごめんね。
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