雨の降る日は

雨が降っている。雨の音は好きなのかもしれない。

雨が地面に当たる音。トタン屋根に当たる音の方が好きだ。あの一定の間隔でなる音はどこか妙に心地よい。車が走ると水飛沫を上げながら雨を切り裂く音がする。これも好きだ。いつもとは違った音がする。

音は敏感な方ではない。匂いの方が敏感だ。
この敏感は逆だとよかったなと思う事も多い。
匂いはきつい。匂いに敏感だと一般的にいい匂いとされる匂いも一般的な強さでもきついと感じるし、悪臭とされる匂いなら尚更きつい。一刻も早くその場から立ち去りたいと思う。

音に敏感もあまりいいことはないかもしれないが匂いよりは良いのだろうか?
 イメージするのは音楽とか、自然の音とかポジティブなものに向けられている。しかしながら匂いがそうであるように多分音に敏感な人も些細な音に「きつい」と感じるのだろう。
 
雨の音は好きだ。でもこの雨の音を嫌っている人がいるかもしれないということも心の片隅に持っておこう。好きなものは好きでいいし、それを嫌いな人もいるということが自分の心の豊かさにつながる。ような気がする。

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