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フランスベット 7840

本日はフランスベットを分析します。誰もが知っている企業ですよね。ベットや家具を手掛けています。特に介護中心の品に力を入れており超高齢化社会を迎える日本にはメッチャ必要とされる企業だと思います。
主に2つの柱で構成されています。
●メディカルサービス…在宅、施設のベットや家具を手がけている。手すりや
           ベットなどの福祉用具のレンタルが好調。メディカ           
           ルが主力。
●インテリア事業…介護のベットではないベット(ホテルとか)、家具の製造           
         卸売を手掛ける。

下図をご覧ください。内閣府のHP「高齢化の状況」から私が自分で計算しました。内閣府では2019年までのデータしかないので現在2024年の介護数は私が独自に推測しました。(単に毎年12万人平均で増加しているので足していっただけです😊)

厚労省HP

2024年現在は介護者数は710万人(参考までに埼玉県の人口と一緒)いると思われます。介護職員数は210万人(新潟県の人口)でまだ足りていません。今後10年後には70万人の職員数が必要とされます。
ちなみに日本人口1億2千万人にたいして710万人は6%の割合です。
6%がどれくらいかと言うと、例えるなら40人のクラスがあるとします。
(1クラスにしてはちょっと多いですが)
対して2人は介護されている人がクラスにいるという感じです。

また仕事、介護を担う「ビジネスケアラー」なる人々が急増する事が予想され、労働生産性が悪化。その損失額は9兆円にもなるようなんです。

9兆円!!
衝撃的な数字です。どの位の金額かと言うと
日本の国家予算が24年で112兆円です。その1割が大雑把に9兆円としてその額が失われる~🤐
もう少しわかるように言うと、
例えば平均的4人家族の1年間の生活費が400万円と仮定します。400万の1割40万円です。月にすると月収33万の収入が29万に減ってしまう感じでしょうか?
これて結構痛手ですよね…。

国も「このままじゃヤバッ!」となりまして企業と協力して介護者を支える体制づくりに本腰を入れ始めました。

今後、介護支援の拡充により介護サービスの需要が広まっていくと予想されます。

介護をテーマとする企業はたくさんあるのですが、その中で「フランスベット」に注目しました。理由はチャートが上昇トレンドだからです。
まずは月足チャート

株探 月足

やや心配なチャートですが、崩れているとは言えません。
次が週足です。

株探 週足

13週の押目で反発するかと思いきや、下に抜けてしまっています。ここから反発するか?今は様子を見ておきます。
最後に日足です。

株探 日足

ロウソクが移動平均線を突き抜けてしまってます。5日、25日線も下向きですし…日足チャートは下落チャートです……。

企業業績はどうでしょう?

通期の業績です。21年、22年の営業利益が30%増と素晴らしくいいのです
が、今期は8%増。見劣りしますね。

株探より

21年から22年にかけて売上と比較して営業利益の伸び率がとてもいいです。
売上は3%~7%なのに営業利益は30%~20%です。
営業利益率は確実に良くなっています。6%→7.1%→7.5%
理由を調べてみました。決算短信の中に
「原価率の改善、販管費の抑制ができた。高付加価値の商品が好調。」と書いてあります。
これでフランスベットの商品力が強い事が分かりました。

過去PER
過去3年間のPERは16.5倍~11.9倍で推移しています。現在14.6倍です。

フランスベットの次回決算は5月上旬ごろだと思われます。
チャートの形に注意しつつ 目標株価は
①直近高値 1400円
②PER16.5倍になるとして 16.5×91.2(四季報25年予)=1513円
目指せるのではないでしょうか?

ロウソクが今の位置より少しでも下げたら買いません。

以上となります。読んで頂きありがとうございました。


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