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開學の前日【2023.09.10】

明日から開學で第二学年が始まります。
なので科目表を見たり、授業時間や量などを考えて最終確認をしました。

面白そうな授業は沢山で、あれもこれも取ってしまいたくなるけれど、自分の言語処理スピードと学校以外の時間のバランスを見つつ調整する必要があります。
何より、授業を最大活用するために「自分の深く探求したいことや問いを持つこと」「基本的な社会の構造の理解」や「日本という文脈から意見を述べられる」ということはマストだと考えたときに、まだその状態になれていない。

そのために自分のための学習時間を多く確保するということがこの学期のテーマです。図書館にひたすら籠りたいと思っています。


確認を終えるとお腹が空いていることに気が付きました。
蛋餅(ダンビン)という台湾の卵クレープが久しぶりに食べたいと思い、早午餐點(朝昼ご飯屋さん)へ。このお店はどうやら夫婦で営業しているお店っぽい。

メニューを決めてお会計をしにレジへ行くと、小学校低学年もしくはそれより下と思われるお子さんが対応をしてくれました。こんな時からお手伝いして偉いなぁなどよくわからない立場からの感想が浮かびつつ、おつりを受け取りました。

席に戻ってから受け取った小銭を見ると、10元おつりが足りないことに気が付きました。来ましたこの迷う人は迷うシチュエーション。言いに行くかどうするか。みなさんはどうしますか?

前回、このような時になぜかは忘れましたが、言いに行かなかったので今回は行こうと思い、レジに向かいそのことを告げました。

「ごめんね~」と奥様がおつりをくれて、その後娘さんに「100元を貰ってお会計が45元なんだからいくらになる—」と教えている光景が何とも微笑ましいのでした。

人はこうやって成長していくんだろうなと。
それは自分にも当てはまるんだよなと。


そして今日は中田敦彦のYouTube大学の「原発処理水の海洋放出」についての動画を見ました。

まず、処理水を海洋放出しなくてはならないのは、福島第一原発の廃炉を進めていこうとしている中、もう処理水を溜めておくタンクが来年の2~6月でほぼ埋まってしまうという背景があり、コストや技術などを考慮すると現状最適な方法であるということ。
処理水は「汚染水」とは全く異なるもので、汚染水をALPSという設備でトリチウム以外の放射線物質を浄化したものが処理水。
トリチウムに関しても安全基準を満たすため、国の定めた安全基準の40分の1、WHO飲料水基準の約7分の1未満の濃度に薄めています。
つまり、科学的には安全なのです。

しかし、中国が日本の水産物の輸入を禁止したりと風評被害があります。
それにより困る地元の漁業者がいます。
ですが廃炉を進めていく必要もありますし、時間には限りがあります。
中国だって、よくわからないから怖がっている国民が、水産物を輸入することで国への不信感を表すことを恐れたかもしれません。ただの外交のカードかもしれません。

そのような色々な立場/見方がある中で「自分はどのような態度をとるのか。」
知るということは、やはり考えることの第一歩だなと感じました。

高校の時にもそんな言葉を聞きましたが、その時の自分はテストという名のゲームがうまくいってればその場がしのげてしまう・それでもよかった環境だったので、今のように身に染みてというか自分の経験の伴う肉体言語としてそう言えます。

誰が言うかもそうですが、受け取り手の現状/環境やタイミングでもその言葉が響くかどうかということを左右する気がするのです。

それは家庭環境なのか教育環境なのか経済的な豊かさなのか人間関係なのか、影響する要因は沢山あると思います。

届けたいメッセージを声高に叫ぶのも1つですが、よりそのメッセージが届くようにその対象を理解するということは大切なのだろうと感じます。


「ちょっとずつ、学びを自分のものに取り返していく」

これからもまずは積極的に巨人の肩に乗っていく。


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