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40代で大学生になった #9

悪夢

卒論が書けなくて、まとまった睡眠がとれなくなった。
真夜中に、はっとして起きる
卒論どうしよう・・・と考えると眠れない。
でも、眠らなければ仕事に行けない。
眠りたい。眠れない。書けない。
誰かたすけてぇ~
毎晩、悪夢にうなされた。
悪夢と言っても、内容はよく覚えていないのだけれど。

遅れる夢

細切れの睡眠の中で夢ばかり見た。
どこかの駅で電車を待っている。
周りをみると人が大勢いて、楽しそうに談笑している。
電車が目の前で停まり、扉が開いたので乗り込んだ。
何処へ行くのだか、行先はとんとわからない。
行先はわからないが、時間に間に合わなければならないと
いうことだけは、はっきりしている。
一旦電車を降り、乗換ホームまでの階段を降りていくが
階段を降りても降りてもホームにはたどり着かない。
次に乗るはずの電車の姿形も見えてこない。
そのうちに、電車の発車を知らせるベルが鳴る。
遅れてしまう、遅れてしまう、と半分泣きながら
自分は、いつまでもいつまでも階段を降りている。

出ない夢

細切れの睡眠の中で夢ばかり見た。
汚い話で恐縮ですが・・・
トイレに行っても何も出ない
どんなに力をいれても
うんうん唸っても、何も出ない。
という夢も見た。
特にもよおしていたわけではない。
目を覚ました時、何で出ないnだろうという
感覚がはっきりと残っていた。

泣く夢

細切れの睡眠の中で夢ばかり見た。
短い時間、眠っては起き、眠っては起きる。
夢は、毎晩のように見ていた。
一晩のうちにいくつもの夢を見ることもあった。
不思議なことに、夢というものは目が覚めた途端に
忘れてしまうことが多い。
内容をはっきり覚えているものは少ないのだが
時々、泣く夢を見た。
さめざめと泣くこともあれば、大声で泣くこともあった。
ある夜、それまでに経験したことのないくらいの大声で泣く夢を見た。
大粒の涙がぼろぼろとこぼれた。
何がそんなに悲しかったのわからない。

目が覚めると、涙で頬がびっしょり濡れていた。

卒論を書くということが、こんなに苦しいものだとは
思いもしなかった。
若い大学生の皆さんも苦労しながら卒論を書いているのだろうか。
と、ふと思った。

次回につづく

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