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【ライブ感想】そこに舞台があるのなら~初めて推しの生誕ライブに行ってきた話~

こんにちは、絢です。
 
ジャニオタ出身、現在はスターダストプロモーション所属の「M!LK」を応援しているアイドルオタクです。
 
今回は我が推し・吉田仁人さんの生誕ライブ「Find Myself」を見に行ってきたお話を書きたいと思います。
 
9月に発表されて10月にチケットを取ってからというものの、それはそれは楽しみにしていたこのライブ。
 
過去のレポなどを通して生誕イベント=トークショー、というイメージが強かったのですが、今回は「ライブ」。つまりソロコン。
 
 
会場が品川プリンスClub exということもあり、「ディナーショーじゃん…」「ドレスレンタルした方が良いかな…」とザワついてみたり、(ドレスはいなかったけど着物姿のお客さんを見かけました。素敵!)
 
会場のキャパ(450人)に「近くね…?」と震えたり(ガチで近かった 無理)
 
何の曲歌うのかな?と妄想セトリを作ってみたり(脳内再生するの楽しかった)
 
ドキドキの2カ月間を過ごしていました。
 
今回もフォロワーさんたちと直接お会いすることができて嬉しかったです。
初めましての方もいらっしゃったのですが、吉田さんのお話になると大学のお友達みたいな距離感で会話が盛り上がって嬉しかったです。話しやすい方ばかりだった…!
 
さて、今回は1階席からライブを見ることになりました。
普段はスタンド席にいることが多くて、「上から演者さんを見下ろす」という構図になることばかりだったので、演者さんと目線が合う感覚が新鮮でした。
 
会場に入る直前にドラムセットが見えて、「生バンドだ…」とワクワクしながら席に付きました。
M!LKのライブは経験しているものの、ソロコンは初めての私。
超ドッキドキです。
普段は慣れ親しんだM!LKの曲が流れる中開演を待つのですが、今回は初めて聴くお洒落なバンドの曲(吉田さんセレクトなのかな?)が流れていて、妙な緊張がありました。
 
BGMの音量が一気に大きくなり、次の瞬間ふっと静寂が訪れます。
 
…来る!!
 
1曲名のイントロが流れた3秒後に息が止まり、全てを理解した途端に客席で崩れ落ちました。声出しOKだったら確実に叫んでいました。

「感電」だ…!
 
こちらの記事でも触れたのですが、

私は中学校時代から8年ほど米津玄師さんを聴き続けている、いわゆる「米民」。米津さん大好き。
そして、自分がよ!しだーずになるきっかけとなったのが「感電」の歌ってみた動画。
 
やっと生で聴けた…!
 
今回は中央にステージを設置し、それを囲む形で客席が置かれていました。
ステージが大きくない、かつ楽器も置いてあるので歌のみでのパフォーマンスでした。
 
舞台を大きく使って正面以外のブロックにも来てくれて、お客さん1人1人と目を合わせながら歌っている姿が印象的でした。本当に楽しそうに歌うね…君は…。
2番Aメロの「にゃんにゃんにゃん」のところ、丁度自分が座っていたブロックの目の前で猫ちゃんのポーズをしていて、その場にいた全員が大いに沸いていました。
(吉田さん、その反応を見てめちゃくちゃ満足そうでした。笑)
 
YouTubeの動画で歌っているところは何度も見てきましたが、さらに歌声がパワーアップしていてド迫力でした。

「感電」の興奮冷めやらぬまま2曲目の「夢がまだ」に突入。
こちらは吉田さんのソロ曲で、本当はガッシガッシ踊る曲になっています。
個人的に一番曲調が好きです。歌謡曲っぽい感じが。
今回はスペース的に踊れないので間奏部分でちょこっとだけ振りを見せてくれたのですが、いつかダンスVer.もフルで見てみたいです。
あと、「真実の吉田…」みたいな台詞も聴きたかった。笑
 
今回のライブには、「じんちゃんバンド」が一緒に出演していました。
(終演後にバンドの方々のお名前を検索したら錚々たるメンバーでびっくりしました…そんなすごい方たちの生演奏を1時間以上も聴いていたの…?)
 
じんちゃんバンド、結成してから1ヶ月弱くらいだとのことでしたが、もう何年も一緒にやっているんじゃないか?というくらい仲良しで息ピッタリでした。再集結求む。
 
ここからバンドコーナー(嬉)に入っていきます。

3曲目は星野源さんの「SUN」。

私自身、丁度「SUN」のリリースより少し前の時期(アルバムで言うとYellow Dancer)に星野源さんを少しだけ履修していたこともあり、ハッピーな選曲。
 
生バンドの重たさがめちゃくちゃ気持ち良い!!!
最初の1音で会場の雰囲気が一気にガラッと変わるのを感じました。
 
吉田さんが「カラオケの十八番」と公言している曲で、1度生で聴いてみたかったので嬉しかったです。
 
曽野さん曰く、吉田さんは「カラオケでは必ずこれを歌う。そしたら皆が笑顔になってくれるから!」と言っていたらしいです。

その通り、マスクをしていても分かるくらい近くに座っていたお客さんは皆素敵なスマイルになっていました。
 
「僕たちはいつか終わるから 踊る いま」という歌詞が個人的にとても好きで、
 
上手く言えないけど、この歌詞って今のライブのこと歌ってるんじゃないかなって思えるくらい曲と一体化していて。
 
小並感溢れる表現にはなってしまうのですが「私たち今生きてるぞ!」って実感しました。
 
4曲目はマカロニえんぴつの「ブルーベリー・ナイツ」。

こちらはYouTubeの「歌ってみた」で田中雅功さん(さくらしめじ)とコラボしていました。マカロニえんぴつの楽曲は大学生の必須科目だと思っているのですが、残念ながら私は詳しくなくて「ブルーベリー・ナイツ」も「歌ってみた」で初めて聴いたレベルでした…。メロディーがとても好きです(語彙力)
じんちゃんバンドの方が手拍子を促してくれて、私もペンライトを置いてずっとクラップしてました。これ、曲だけ聴いていると「リズムが気持ちいい」で終わるのですが、よくよく歌詞に耳を傾けてみると中々しんどい。そして女性目線の恋愛の歌が似合う。
 
「ブルーベリー・ナイツ」が終わった後、スタッフさんが1本のエレキギター(名はアルくん)を持ってきました。どうやら、吉田さんご本人もギターでバンドに参加するようです。
 
私はてっきり新曲の「ノスタルジア」でアコースティックギターの弾き語りをするものだと思い込んでいたので、まさかエレキを使うとは思わず驚きました。
だってそれはもう…アイドルっていうか、バンドマンじゃん…?好きじゃん…?
 
5曲目はback numberの「エンディング」。

歌詞には聞き覚えがあって、でも曲名とアーティストさんが出てこなくてもどかしかったです。笑
 
数年前に家族でドライブをしていた時に、DJを務めた父がback numberのアルバムを流していたので、それで聴き覚えがあったのかも…?
 
もうこの辺でペンライトは「ただ持っているだけのもの」になりました。
 
すっかり聴き入ってしまって、ペンライトが振れなくなっちゃって…。

続く「Sugar Magic」、こちらは知らない曲だったのですがめちゃくちゃ好きでした。個人的MVP。好みすぎて帰りの道中ですぐにYouTubeで検索しました。tonunさんというお名前も覚えました。

普段M!LKの楽曲では中々お耳にかかる機会がないのですが、私は吉田さんの低音が大好き。

(これとか…)

2番のラップ部分が刺さりすぎて…もう1回聴きたい…
 
またまた小並感溢れる感想なのですが、、、
 
生バンドの音に酔いながら気持ち良さそうに歌う吉田さんと照明、客席を照らすペンライト、全てが相まって映画のワンシーンみたいだな、と思いました。

7曲目は川崎鷹也さんの「魔法の絨毯」。
前奏時点では何の曲か分からなかったのですが、歌い出しの歌詞を聴いた瞬間「魔法の絨毯を生で聴けている」ということに気付き、崩れ落ちる私。(2回目)
こちらの楽曲、YouTubeの「歌ってみた」でも聴けます。

使う楽器はキーボードのみ、という非常にシンプルな構成だったので、歌声がスッと入ってくる感覚になりました。
 
高級な焼肉って、タレとか使わずに塩だけで食べるじゃないですか。
 
キーボードと歌のみで紡がれる「魔法の絨毯」がまさにそれで、ひたすらに贅沢な時間でした。
 
8曲目は吉田さんがファンだと公言しているバンド「マルシィ」から「ピリオド」。
こちらもYouTubeで聴けます。

付き合っていた相手に別れを告げて「2番目に好きな人を運命と呼んで上手くやっていく」と決めた女の子が主人公です。

「ねぇ 君は色んなものを守るのが苦手だったね
約束も時間も私のことも
悪かったことは直して
もっと優しい人と出会ってね
本当にごめんね」
 


のところで特に感情がこもっていて、主人公の人格が乗り移ってるんじゃないかと思いました。憑依型アイドル…。
 
9曲目は新曲「ノスタルジア」。
ご本人が作詞作曲を手がけた楽曲です。
「上京するので地元(鹿児島)の中学校から転校しなくてはいけなくなったことを直前まで誰にも言わず、友達と別れを共有する時間を作らなかったことへの後悔を曲にした」とMCで話していました。
曲の主人公は、好きな人を残して上京していく女の子。
「制服と共に置いていく」というフレーズから聴くに、「高校→大学」かなぁ、と思いました。在学中の転校かもしれない。でも、どちらにしろ重すぎる気もする。だってこの時代、地元を離れてもLINEでも何でも使って繋がっていることはできるから。そんな「今生の別れ」「決別」みたいな話にはならないと思うんですよね。この主人公にはどうしても叶えたい夢があって、実現させるためには好きな人ともお別れしなくてはいけない事情があったのでしょう…(何か、リアル。)
 
大学に入ったら新しい出会いも沢山あるし、もしかしたらそこで新しく好きな人ができるかもしれないけれど、地元に残してきた好きな人を忘れられないんだろうなぁ、この子は…(私の癖:曲を聴くごとに1本ストーリーを考えてしまう)
 
あと、歌詞に英語を1つも使っていないところが良いな、と思いました。日本語の美。「街に色が咲いた時」っていうフレーズが美しかった。
 
 
既に音源化はしているので、MVとか出たら嬉しいな…
 
「ノスタルジア」でしんみりしたところでラストの曲です。
 
「Tuna-ight」。ソロ曲です。通称ツナ。
 
昼ご飯に海鮮丼を食べ、夜ご飯に寿司を所望する海鮮ジャンキーな彼女がいるものの自分は赤身(マグロ=ツナ)しか食えない、というちょっぴり残念な男子が主人公。ちなみに海の幸もそこまで好きじゃないらしい。
 
(食の好みが合わなくて2人の今後がちょっと心配になる。笑)
 
トンチキな歌詞と、セクシーな振り付け&曲調のギャップが魅力です。
 
失恋ソングのオンパレードで切なさがMAXだったところにツナが来たので、一気に雰囲気がアイドルのライブになりました。
 
最後に楽しい曲を持ってきてくれたので、ハッピーな気持ちで終わることができました。
バンドマン・アーティストから一気に「アイドル」に戻った。
 
(その後に「ノスタルジア」の音源がフルバージョンで流れたので、再びセンチメンタルモードになる心)
 
 
体感15分でした。
 
初めての生誕イベントで「ド新規の自分でも楽しめるかな?」という不安がありましたが、杞憂に終わりました。
 
超超超楽しかった。
 
1時間くらいやっていたのに、「もう終わっちゃうの!?」ってびっくりしました。
それだけ夢中になって見入ってたんだろうなぁ、自分…。
 
先程も触れた通り、途中から完全に体が固まっちゃって、ペンライトを振れなくなってしまったんですよね。最初の方はノリノリで振ってたのに。
 
これまでペンライトを相棒として10年近くアイドルオタクをやってきたのに、そのペンライトを持った手が動かない。
何なら上手く息もできない。
目の前でとんでもないステージが展開されていって、それを受け止めるので精一杯でした。
 
「歌声が好き」「楽しそうに踊ってるところを見るのが好き」など、吉田さんのパフォーマンスで好きなところは山ほどありますが、
 
特に私が好きなのは去り際、捌ける瞬間です。
 
コンサートの最後、ギリギリまで舞台上に残って別れを惜しむ…のではなく、
 
お客さんにゆっくりと手を振った後、一礼して振り返らずに去っていく。
 
そこに舞台人としての美を感じるんですよね。
 
これまで、ステージに立っている時の吉田さんは、その裏側や素の部分を積極的に見せたいタイプではないと感じていました。
暗転した瞬間、捌ける時、自分の歌唱パートではなく、スポットライトが当たっていない時…全てにおいて1ミリも隙がありません。
ホールツアーを見に行って2時間以上吉田さんをロックオンしていた時に、そう思いました。
 
今回の生誕ライブでは所々で「素」を感じさせる部分を見せてくれていたので、自分のことを真っすぐに愛する人に囲まれているという安心感があったのかもしれません、、、
 
続けます。
 
 
「エンタメはエンタメのまま見せる」ということを大切にしていて、「あの時こんなことが辛かった、苦労した」といった話をファンを感動させるための美談としては伝えないイメージがあります。
「人間らしいところを全く見せない」というわけではなくて、「ここまでは見せて、ここからは見せない」という線引きをピシッとされている方だな…と思います。
 
だからこそ、舞台から捌ける時にあの去り方をするんだろうな…
 
「アイドルになっていなかったら、どんな仕事をしていたと思いますか?」と聞かれて、
「この道以外考えられません」と即答した吉田さん。信頼しかない。


夢を売る者として、自分が発するものは夢のままで届ける。
 
誕生日の時のnoteにも書きましたが、本当に、命ある限りステージに立ち続けて欲しい。
 
初生誕、とっても楽しかったです。
また来年も行きたい…。
 
素敵な時間をありがとうございました。

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