Nikon Z5というカメラ

S1Rを手に入れたことで、オールドレンズの母艦となるカメラはS1Rに決まった。これが良いんだわ、良いのよ。そんな感じでふらふらとまたヨドバシ町田にいた私は、ふとカメラコーナーの賑わいを眼にする。
どうやらCANONからR5、NikonからZ5が出たと言うことで、5祭りだったみたいだ。冷やかしついでに見てみるか。そんな気持ちでいた。そう、このあととんでもないことになるなんて、この時はまだ知らなかった。

Nikon Z5とは

まず、Nikonさんは皆さんご存知の有名カメラブランドです。フィルムカメラ時代から日本を代表するカメラブランドさんと言って、疑問を持つ人はいないでしょう。
そんなNikonさんがフルサイズミラーレスカメラを出したのは2018年。Z7とZ6というカメラを発売しました。このカメラは同時発売ではなく、Z7の方が2ヶ月ほど早く発売されました。
Nikonさんと言えば、フラッグシップ機の堅牢性やファインダーの良さに一定の評価があります。待ち望んでいた方々の中には、初めてのフルサイズミラーレスカメラということで、フラッグシップ機が出てくると思っていた人も多いのではなかったですか?しかし、出てきましたZ7は確かに4,000万画素以上の高画素機ではあったものの、シングルスロットのミドルクラスカメラでした。ここにガッカリした人達も多かったとか。そこからNikonを辞めてSONYに行った人もいるとかいないとか。
私個人としては、NikonやCANONといった有名ブランドは知ってはいたものの、そんなに興味をそそられるものではありませんでした。まぁ初期にライカ買ってますからね。ミーハー心はありませんでした。しかしその後、NikonさんはZ7やZ6よりも低価格なカメラを出してきます。それがZ5でした。
このZ5、驚くべきことにセンサーは当時のスタンダードだった裏面照射式ではなく、表面照射式。この裏面照射式だと何が良いかというと、高感度に強いという特性があります。技術的なことは省きますが、基盤の裏面に受光素子などを配置して、裏面で光を受けることで暗所における光の高効率な収集を実現しています。
それが無いということは、価格は安いかもしれませんが高感度、つまり暗所に弱いということ。夜間撮影などしない人にとってはどうでもいいかもしれません。が、もう一つの驚きがZ5にはありました。それは、低価格機であるにも関わらず、上位機で採用されなかったデュアルスロットであるということ。しかもSDカード!Z7とZ6では、CF express type Bカード(XQDカード)のシングルスロットであったのに、より低価格のSDカード対応で、しかもデュアルスロット!これは順序が違うんじゃ無いの?Nikonさん!とぼやいた人も多かったです。じゃあそれ以外の性能はというと、そこまでZ6に見劣りしてるわけではないんですよね。そんなわけで、コスパの非常に良いカメラが誕生してしまいました。

売場では

やはりNikonZ5、かなり売れてるみたいでしたね。売場は盛況でした。もちろん、隣のCANONのブースも盛況で、R6やR5を触りに来ている人達が大勢いました。そんな中私は、一通り触ってみて思ったのですが、やはりAFに関してはLUMIXS1Rよりも高機能だなぁと感じました。それでいて色も良くて、使いやすくて、素晴らしいカメラ達だと思っていました。特にファインダーは、S1Rよりドット数が落ちるのに同じくらい見やすかったんですよね。特にZ5。これこそがカメラのブランドのなせる業かと思いました。

なぜかSONYの店員さんと談笑

いやー賑わってますね!
 ええ、お陰様で!
結構売れてるんじゃないですか?
 まぁかなりの台数出てますね。
あ、失礼、他社さんの方でしたか。
 いやいや、大丈夫ですよ、全体的に見てますからね

なんてお話ししつつ、売れ行きを聞いてみると意外や意外、R5の方が売れてるとか。まぁあくまでもこの時点のヨドバシ町田店でのことですが。それでもZ5もかなり売れてるらしいので、そこもそろそろ在庫無くなりそうとのこと。

じゃあ買うか

ということで買いました。


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