をんごく
北沢 陶 著
「をんごく」
黒い格子の外から、誰かが見ている
何々 何やら薄気味悪い出だし
関東大震災が起こった時代、巫女、自分に馴染みのない大阪弁
借りたのは、ちょっと違ったのかと思うも
読み進むと本を置けなくなってしまった
置いても、直ぐに開いてしまう
夜は後ろを伺いながら、ゾクゾクしながら読む
人間ではないけれど、人間と同じ感情を抱いてしまう
おどろおどろしい描写でも、惹きつけられる
あたたかみを感じてしまう登場人物ならぬ登場霊
こう言う世界は本当にあるのかもと思わせる
さすが第43回横溝正史ミステリ&ホラー大賞受賞作品
ドキドキしながら、心揺さぶられる話だった
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