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琥珀の夏

辻村深月さんの「琥珀の夏」
548ページの分厚さでも2日で読んでしまった
辻村さんの本は読み始めると先が気になって気になって、一旦本を閉じても「いや、やはり」とまた開いてしまう

話の中には親子 教育 寂しさ 人を信じられない不安 信じられる安心感 選ぶ自由 友達だと言ってもらえた嬉しさ そういう気持ちがぎっしり詰まっている

グループの中に入っていけない
撥ねつけられる何とも言えない気持ちを子供でも当然感じる
子供は無邪気で天使みたいと思いたいけれど

失敗や挫折や悲しさ、勿論楽しさや幸せな気持ちを沢山味わった大人達は、小さな子供達を見守り寄り添いつつ、一緒に成長していけたら良いなと思う
逆のパターンありますが😅

地下鉄サリン事件があったり、自己啓発セミナーがあちこちで開催されていたり、そんな社会背景があっての話は苦しい内容だけれど、最後は心が穏やかになり、うるうるしながら笑顔になれる良い本でした

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