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TBS番組 ひるおびについてあきれてしまうの巻

久しぶりにTBSの「ひるおび」を見て呆然とした。

上川陽子外相に対する麻生さんの発言を取り上げていたけど、これだったら取り上げない方がどんなにかいいことか。

麻生さんの失礼かつ差別的(ジェンダー的に)である発言に対し、上川外相は「どのような声もありがたく受け止める」と記者会見で述べた。
それをコメンテーターのおじさま方は「懸命だ」と褒め、それ以外でも追従するコメントのみしかなく、何事もなかったかのように次の話題に移る。

新規性の欠片もなく、時代錯誤な昭和的な価値観でのコメントしかできないんだったら、コメンテーターなんていらないのよ。「女はでしゃばるな!」と思っている視聴者の皆々様をターゲットにしてるん?この番組は。それとも実は女性の社会進出を快く思っていない企業(スポンサー)に阿っている番組?
「(上川外相は)『私は!私は!』という感じでもなくて」と褒めるつもりでコメンテーターの男性が言ってたけど、暗に「『私は!私は!』とでしゃばってくる女でなくて好感が持てる」と言いたいように見受けられる。じゃあ麻生さんはどういうふうに形容されるん?

上川外相は輝かしい経歴の方だから、仕事上でも女性としてさまざまな苦い経験をしてきたと勝手に推測する。そういった経験もあって、目くじら立てず「大人な」対応をする方が「賢明」ってことも理解しているだろう*。でも、それをコメンテーターの昭和世代感覚の男性陣が褒めるって構図は気持ち悪い。

本人が言えないからこそ、テレビのコメンテーターが麻生さんの発言を批判すべきでは。批判されるべき人物に権力があるからといって阿るのであればコメンテーターの仕事なんてやめてしまえばいい。

TBSにもがっかり。

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