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#023 ドバイの大雨(2024年4月16日)

2024年4月16日週は、歴史的(UAE史上最大)な大雨で、ドバイは大変な混乱状態となった。朝は小雨で、出勤したのはいいが、午後から大雨となり、事務所の窓の隙間から雨水が漏れるという初めての事態に。夕方になると、さらに雨足が強まり、水がどんどん溜まっていく。窓から見える駐車場も池状態になってきた。庶務女性を早く帰宅させたのはいいが、バスもタクシーも動いていない。彼女は、やむを得ず、同じ空港フリーゾーンにある友人の事務所に宿泊。小職も脱出は断念し、事務所に籠城することとした。徹夜で一気に仕事を片付けようと思っていたが、21時を過ぎて腹が減ったので、事務所に保管していたカップラーメン(日清カレー味)を食べたら、だんだん眠くなってきた。あいにく、事務所にてソファーがない。椅子をいくつか並べてみたが、バランスが悪い。やむを得ず、タオルを枕にして、床に横になることにした。思えば、19歳の時に、栃木県上三川町の自動車工場勤務時代、夜勤で飯を食った後は猛烈に眠くなるので、短時間だが、コンクリート上で作業着を着たまま寝たものだった。当時は体重も60㎏未満で、体にバネもあり、疲労回復も早かった。50才を過ぎ、体重は90㎏半ば(心臓は、同じものを継続使用している!)となっては、起きた際は、体中が痛かった。窓の外を見ると、まだ薄暗い。雨は上がったが、かなり水が溜まっている。17日は、そのまま勤務開始。エレベーターは完全停止。非常階段を利用。5Fなので、結構、いい運動になる。太陽が出てくると、水は一気に蒸発し始めた。
隣の本部ビルの駐車場を見ると、地上階の駐車場入口に水が溢れている。ということは、B2、B1の駐車場は完全水没状態。。。。
この日、出勤する人はなし。籠城組はある程度いたようで、フリーゾーン内のコンビニも営業していた。午後になって、タクシーが動き始めてから、しばらくして帰途についた。しかし、街中には放置された車が数多あり。また、トンネル状の道路は水が溜まっており、通行不能となっており、かなり遠回りした上、なんとか家に着いた。16日は熟睡できなかったので、缶ビールと、サッポロ一番塩らーめんを食した後、そのまま爆睡した。
19歳の当時から、早35年。体力減退を感じた1日であった。

2024年4月16日夜 空港フリーゾーン正門前
空港フリーゾーン 4月17日朝
空港フリーゾーン 4月17日朝
4月17日 午前10時頃 太陽が出れば乾燥は早い
4月17日午後、地下駐車場が水没
インド製ポンプが大活躍
4月17日朝、地下2階はまだ水が溜まっている様子
3日以上、完全水没した高級車
4月20日完了。地下の場合、ポンプで水を吸い上げるしかない

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