EXILEのシングル曲で打線組んでみた

3〜4年ぐらい前までは2ちゃ○ねるでよく見かけたこの○○で打線組んでみたシリーズ。もうすっかり見かけなくなってしまったがあえてこのスタイルでアーティストの音楽レビューをしてみようと思う。
超久々の第五弾はEXILE!
ということで早速シングル曲縛りで打線を組んでみた。


1中 Lovers Again
2右 Everything
3左 HERO
4一 Together
5三 ただ…逢いたくて
6二 Your eyes only 〜曖昧なぼくの輪郭〜
7遊 real world
8捕 Flower Song
9投 Choo Choo TRAIN


守備位置は適当なのであしからず。
一応野球の打線の傾向と同じく1番・3〜5番・9番(投手)が特に好きな曲を当てはめている。

基本的には第2章までの楽曲が好み。特に「エグキャッチー」と呼ばれるポップテイストな曲が好きなのでそれらをメインに選曲した。

それでは1曲ずつ見ていこう。

1中 Lovers Again

https://www.youtube.com/watch?v=PUdrCJSly_A

2007年に発売された22枚目のシングルであり、第2章に突入してから2枚目のシングル。au「LISMO」のCMソングに起用され約25万枚のヒットを記録。着うたやサブスクの音楽配信では累計700万ダウンロードを記録しており、現在ではEXILEの代表曲として扱われている。

アコギメインの冬を感じさせるサウンドをバックにしたミドルテンポのバラード曲。バラードだが過剰に歌い上げる感じではなくサラッと聴かせる感じが良い。歌詞もなかなかオシャレな言い回しが多くて印象に残る。バラードとエグキャッチーを上手く掛け合わせたような楽曲だ。メロディーも非常にキャッチーで親しみやすいので当時からかなり好きな楽曲だ。

2右 Everything

https://www.youtube.com/watch?v=1aYmJYo8tSw

2006年に発売された21枚目のシングルで第2章に突入してから初のシングル。テレビ朝日系ドラマ『家族〜妻の不在・夫の存在〜』主題歌に起用された。初動売り上げは約8万枚とそこまでだったがドラマ効果で地味にロングヒットし15万枚まで売り上げを伸ばした。

第2章開幕に相応しく曲調も歌詞もポップで前向きな楽曲だ。AメロBメロと徐々に盛り上がっていった後にサビで一気に開放されるメロディー構成が気持ちいい。この後しばらくはシングルでエグキャッチー系統の曲が連発するがその中でも一際メロディーがキャッチーでキレていると思う。個人的にはこの曲でEXILEを知ったので思い入れのある一曲だ。

3左 HERO

2004年に発売された17枚目のシングル。TBSドラマ「ホットマン2」の主題歌に起用され約18万枚を売り上げた。

この曲はとにかくポップだが切なさ全開のメロディーが素晴らしい。弱っている人に優しく寄り添うような歌詞とメロディーが個人的に刺さった。EXILEの楽曲の中でも際立った美しさを持っていると思う。曲構成としてはAメロとサビを繰り返すだけだが、このシンプルな構成でここまで聴き手を惹きつける力があるのも凄い。不思議な魅力を持った名曲だと思う。

4一 Together

2003年に発売された8枚目のシングルで、「Breezin' 〜Together〜」というタイトルのタイアップ曲4曲が収録された豪華シングルの表題曲。実質ミニアルバムだったことやTogetherがTBS系ドラマ「ホットマン」の主題歌に起用された効果もあって約37万枚のヒットを記録。EXILEのシングルでは3番目に売り上げが高い。

ド頭からキャッチーなサビで開幕し、終始軽快なリズムに合わせてポップに歌い上げていく。全体的にキャッチーで明るい曲だがどことなく切なさを漂わせるメロディーが素晴らしくて個人的にツボにハマった。「エグキャッチー」の元祖であり頂点に君臨する名曲だと思う。なおEXILEは第1章のシングル曲は2章以降で再録されているケースが多いが、この曲に関してはどちらも好み。全体的には1章バージョンが好きだが2章バージョンのラスサビでATSUSHIが声を張り上げる所はこちらの方が良いと思う。TAKAHIROもこの曲に関しては声質に合っていて違和感なく聴ける。

5三 ただ…逢いたくて

2005年に発売された19枚目のシングル。auのキャンペーンソングに起用され約56万枚の大ヒットを記録。2006年の年間ランキングで6位に入った。EXILEのシングル曲としても2番目の売り上げを誇る。

筆者は基本的にはこういうコテコテのバラード曲はあまり好みではないのだが、この曲に関してはとにかくメロディーが圧倒的で突き抜けているので好きな曲だ。EXILEの売りであるダンスをあえて排除し、歌唱一本で勝負しているだけあってATUSHIとSHUNの今にも泣き出しそうな艶やかな歌声に引き込まれる。また何気にハモリが一切無いのも面白い特徴だと思う。この曲に関しては第1章バージョンの方が断然良いと思う(決してTAKAHIROが嫌いなわけでは無いが)。

6二 Your eyes only 〜曖昧なぼくの輪郭〜

EXILEの記念すべきデビュー曲。フジテレビ系ドラマ「出来ちゃった結婚」の挿入歌に起用された(挿入歌に使用されたのは英語バージョン)。視聴者の気を引くために劇中ではあえて主題歌クレジットを伏せる戦略が功を奏して約25万枚のヒットを記録した。

デビュー曲ながらSHUNとATUSHIのハモり、掛け合いは既に完成されており、むしろこの曲が一番気持ちよく感じる程だ。またR&B調の上品でしっとりとした曲調はこれ以降ほとんど無くなってしまったので希少価値が高いのもポイント。他のどのジャンルにも属さない孤高の名曲といった感じ。もう少しこの系統の楽曲も聴きたいがあまりダンサブルでは無いので仕方ないか。

7遊 real world

2004年に発売された15枚目のシングル。この曲でシングルではデビュー以来初のオリコン週間ランキング1位を獲得した。しかし売り上げは約13万枚とそこまで売れたわけでは無い。

この時期の楽曲としては珍しくエフェクトを多用していたり、やや攻撃的な曲調であったりと一筋縄ではいかないトリッキーな展開なのが中毒性が高い。しかしサビでは一転してEXILEらしいキャッチーなメロディーも炸裂して中々聴いてて面白い楽曲だ。この曲に関しては1章よりも2章バージョンの方がより曲調が幅広くクールで好みだ。

8捕 Flower Song

2013年に発売された42枚目のシングル。日本テレビ系ドラマ「35歳の高校生」の主題歌に起用され約12万枚ほどの売り上げを記録した。

正直第3章以降はあまり聴くことも無くなってしまっていたが、この曲は例外的に気に入った。切なさ溢れるメロディーとサウンドが素晴らしい。またこの曲は誰かを励ますというよりも優しくそっと寄り添うような世界観なのもEXILEとしては新鮮だった。この時期の楽曲としては珍しく派手さは無く素朴な曲の良さで勝負しており、第2章っぽさを感じられるのも個人的にツボにハマったのかもしれない。

9投 Choo Choo TRAIN

2003年に発売された10枚目のシングル。約28万枚のヒットを記録。リーダーのHIROが以前所属していたZooのセルフカバーだが現在ではEXILEの代表曲として認知されている印象だ。

印象的なエフェクトボイスから始まり、とにかく底抜けに明るいメロディーや聴いてるだけで体を動かしたくなるようなリズム&サウンド、日本語と英語を混ぜ合わせた特徴的な歌詞と、聴き手を掴んで離さないあたりは流石は90年代のミリオンヒットソングといった感じ。このポピュラーソングを上手にEXILEに落とし込んでいるところも高評価ポイント。原曲はかなりバブリーな雰囲気が漂っているがこちらはもっと現代的で身近に感じる気がする。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
noteとは別にボカロPとしても活動しております。
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