嵐のシングル曲で打線組んでみた

3〜4年ぐらい前までは2ちゃ○ねるでよく見かけたこの○○で打線組んでみたシリーズ。もうすっかり見かけなくなってしまったがあえてこのスタイルでアーティストの音楽レビューをしてみようと思う。

第二弾は嵐!
ということで早速シングル曲縛りで打線を組んでみた。

1中 Believe
2右 Love so sweet
3左 a Day in Our Life
4一 きっと大丈夫
5三 Daylight
6二 Happiness
7遊 truth
8捕 Step and Go
9投 A・RA・SHI

守備位置は適当なのであしからず。
一応野球の打線の傾向と同じく1番・3〜5番・9番(投手)が特に好きな曲を当てはめている。

嵐の楽曲の最大の特徴といえば櫻井翔のラップ、通称「サクラップ」である。
サクラップの存在があって他のジャニーズソングと差別化が図られている。個人的にもサクラップがあってこその嵐ソングだと思うので全体的にサクラップがある楽曲を中心に選定した。
1曲ずつレビューしていこう。

1 中 Believe


2009年に発売された25枚目のシングル。嵐の最盛期に発売され初動売上50万枚を記録。累計でも66万枚を売り上げオリコンシングル売上ランキングで年間1位を記録した。

全体的にスリリングで疾走感がありカッコいい一曲。割とシリアスなAメロBメロからインパクトのあるサビでさらに加速していく曲調が気持ちいい。そして2番のサビ後にはお待ちかねのサクラップパートがガツンと炸裂する。最後まで飽きさせない展開なのが素晴らしい。当時飛ぶ鳥を落とす勢いだったがそれをそのまま体現したような曲となっている。
なお、この頃から世間のニーズに合わせるためなのか、それとも櫻井自身の心境の変化によるものなのかは不明だが、しばらくシングル曲ではサクラップが途絶える事となる・・・

2右 Love so sweet


2007年に発売された18枚目のシングル。松潤出演の大ヒットドラマ「花より男子」の主題歌に起用され、シングル売上ランキングで年間4位を記録するなど大ヒット。まだセールス面での全盛期を迎える前に発売されたので累計45万枚程度だが、ファン以外にも広く浸透した曲なのでデビュー曲と並ぶ嵐の代表曲的立ち位置であると言える。

いかにもジャニーズの王道ポップソングといった曲で、個人的にはサクラップのない曲はあまり好みではないのだが、この曲に関しては純粋にメロディーがキャッチーで聴きやすいので好み。ドラマは見ていなかったが当時から何処かで耳にして聴き馴染みのある良曲。メンバー出演の大ヒットドラマの主題歌にこの売れ線の曲を当てたらそりゃヒットするよなという感じである。

3左 a Day in Our Life

2002年に発売された8枚目のシングル。当時すでに市場から姿を消しつつあった8cmCDで500円のワンコインシングルという特殊な形態で発売された。累計37万枚を売上げ、何気にこの年のジャニーズソングで売上No.1を記録した曲でもある。

スケボーキング提供のジャニーズでは異例の完全HIPHOPソング。事務所の先輩である少年隊の楽曲「ABC」をサンプリングしたクールなサウンドをバックに完全ラッパーと化した櫻井がサクラップを惜しげもなく披露する。途中から大野と松潤のメロディーパートも入ってくるがそれでもサクラップは止まらず、サビでは2つのパートがそのまま並行して歌うという曲展開が面白い。ジャニーズがここまでHIPHOPに徹しているのが斬新で一発で気に入った楽曲。他のジャニーズには無い個性を示したという意味でも嵐の中ではかなり重要度の高い楽曲であると思う。

4一 きっと大丈夫

2006年に発売された16枚目のシングル。HIPHOPグループのSOUL'd OUTのメンバーShinnosukeが提供。当時としては比較的売れた方だがまだ全盛期前だったこともあり累計売上20万枚程度に留まった。

嵐らしいキャッチーで元気の出るメロディーにサクラップが随所に絡んでいくというこれぞ嵐!な一曲。最後まで盛り上がっていく曲構成も素晴らしい。売れ線メロディーとサクラップのバランス配分が最も優れていると思う。全盛期を迎える前に発売されたためあまり一般知名度が高くないのが残念だが、嵐の良いところがギッシリ詰まった楽曲なのでぜひ聴いてほしい。個人的に嵐では一番好きな楽曲だ。

5三 Daylight

2016年に発売された49枚目のシングル。「I seek」との両A面シングルで初回限定盤2種と通常盤の計3種類で発売されたこともあり累計80万枚を売り上げ自己4番目のヒットを記録した。また嵐のシングルでは唯一オリコン週間ランキングで2週連続1位を獲得した曲でもある。

2010年代に入ってからシングルでのサクラップは消滅しつつあったがこの曲で久々に復活。それだけでも十分ポイントが高いのだが、それ以上に切なさ溢れるサウンドやメロディーがツボにハマった。嵐の楽曲の中では突出した美しさがあると思う。2010年代の嵐の楽曲では一番好きな曲である。

6二 Happiness

2007年に発売された記念すべき20枚目のシングル。累計売上枚数は約30万枚と実はそれほどでは無いのだが、キャッチーで明るい曲なこともあり嵐の中でも特に人気のある楽曲だと思う。

花男でのブレイク後の上昇気流に乗っている当時の嵐の勢いをそのまま体現したようなナンバー。一発で耳に残るサビだけでなくAメロBメロも全て明るく聴いてるだけで元気が湧いてくるような曲だ。ストレートな楽曲なので少々面白みには欠けるが純粋に良い歌なので非サクラップ曲の中ではかなり好きな方だ。

7遊 truth

2008年に発売された23枚目のシングル。「風の向こうへ」との両A面で発売され約65万枚の大ヒットを記録。2008年の年間シングルランキングで1位を獲得した。

大野智主演のドラマ「魔王」の主題歌に起用され、シリアスなドラマの雰囲気に合わせてかつてないスリリングな曲調となっていて、特にAメロの低音パートが印象的。一聴しただけではなかなかとっつきにくい感じだが聴き込んでいくうちに段々とハマっていった。このような一般的なヒットソングとはかけ離れた路線でもモノにしてしまう辺りが、当時まさに絶頂期を迎えていた嵐の勢いを感じさせる。

8捕 Step and Go

2008年に発売された21枚目のシングル。初回限定盤・通常盤・ジャニーズ携帯サイト「Johnny's web」の会員限定盤の3形態で発売されたこともあり、2ndシングル「SUNRISE日本/HORIZON」以来、7年11か月ぶりに初動売り上げ30万枚を突破した。

非常に爽やかでキラキラした良ポップソングで聴きやすい。後半にはサクラップも発動するが曲の雰囲気に合わせてかいつもより爽やかボイスで歌われているのも印象的。同年に発売された「One Love」や「truth」の影に隠れてあまり知名度が無いのが残念だが、それらのヒット曲にも全く劣らない隠れた名曲だと思う。

9投 A・RA・SHI

言わずと知れたデビュー曲。新しいジャニーズグループのデビュー曲という話題性、Mステでの謎のシースルー衣装などが話題を呼び約97万枚の大ヒット。嵐全体でも2番目の売り上げを誇る。

キャッチーなサビや初々しいサクラップが印象的な曲だが、通しで聴いてみると1番のサビ後にダンスパートが結構長めに設定されていたり、最後はなぜかバラード風のサビになっていたりと一筋縄ではいかない曲展開となっているのが面白い。それまでのジャニーズソングとは一線を画す雰囲気が新世代(当時)のグループだということを楽曲で示したかったのだろうか。


最後まで読んでいただきありがとうございました。
noteとは別にボカロPとしても活動しております。
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