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「待つ育児」にたどり着いたSwitch買って問題

皆さんのお子さんはSwitchやDSなどのゲームをしていますか?わが家にはそうしたゲーム機器がありません。保育園&学童育ちのわが子たちは、これまでゲームをする時間も、触れる機会もそれほどありませんでした。

即答できなかった「じゃあ買おう」

昨年くらいから娘が「みんなゲームの話をしていて自分だけ入れないからSwitchを買って欲しい」と言うようになりました。

さらに先日、娘が友達の家に呼ばれて遊びに行くと、みんなSwitch持参で来て、ひたすらゲームをする会になったそうです。Switchを持っていない娘も少し貸してもらいながら過ごしたようですが、帰宅するなり「Switch買って」コール。

娘の気持ちは痛いほど分かります。それでも「じゃあ買おう」と即答できませんでした。

見せてもらえなかったテレビ

私は子どもの頃、家でテレビをあまり観せてもらえませんでした。観せてもらえなかったというより、普段ニュースしか観ない家庭だったので、他に観たい番組がある場合は、何の番組がなぜ観たいのかをわざわざ親に言わないとテレビをつけられない雰囲気だったのです。

友達がドラマの話を始めると話についていけず、居心地悪くモゾモゾしたことも覚えています。本気で観たい時は親に言ってテレビをつけこともありましたが、多くの場合は心からそのドラマや番組が観たい訳ではなかったので、特段必死になって親にテレビ交渉をした記憶もありません。親に言って「ダメ」と言われたというより、わざわざ言うほどのモチベーションがなかったという感じです。

結局テレビを観ないことで友達が離れることもなく、それなりに楽しくやってきました。そんな中で何でも友達に100%合わせる必要がないことを学んだり、話が合わない時の処世術も身につけ、今の自分を紡いで来たように思います。

娘を信じて待ちたい

娘は鬼滅をはじめとする流行りのアニメも観ているし、読みたい漫画も読んでいます。マイクラに関してはiPadで遊んでいます。Switch1つ欠けたから、生きていけないということはないはずですし、娘にはSwitchがない穴を何とか埋める力があると、親として信じています。

何となく友達に合わせてゲームに時間を費やすのではなく、その時間に他に夢中になれるものを見つけたり、どうしてもゲームが必要ならそこを深めて言葉にしたりしてほしい。娘にとってのゲームの重要度がそこまでではないなら、友達と話が合わなくてもやり過ごす知恵を身につけるでもいい。

Switchを買うことで、目下の「友達の話についていけない問題」を解決し、1日30分ルールでゲーム時間を作るのは簡単です。でも、簡単に決断するには、それによってなくなる時間が多すぎるなと思います。平日学童から帰宅後寝るまでに3時間くらいしかない中での30分は貴重な時間。ひとまず今回は欠けた中で娘が何を見つけるか、「待ち」の姿勢で見守りたいと思います。

なんて、普段「待てない子育て」代表格の私が初めて明確に「待ち」を意識したSwitch問題でした。

最後までお読みいただいて、ありがとうございました。

うめ

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