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【2023/01】真冬のわたらせ渓谷鐵道・トロッコわっしーに乗ってきた(間藤→日光)



旅の目的

大した理由はないけど首都圏からまあまあ近い観光路線を知ったのでこれは乗りに行かなきゃと思った。
寒いしそんなに混んではいないだろうという期待も込めて。

07:37 池袋駅 発

池袋駅から特急「日光」に乗車します。かつて成田エクスプレスで活躍していた253系を改造して座席の前後の間隔を広げたはいいものの、座席と窓枠の位置関係が犠牲になっておりこんなハズレ席を指定してしまいました。
あとやけに窓枠が高く感じます。西武001系「ラビュー」の真逆のよう。

そしてこの記事を書いているときにWikipedia見て知ったのですが、3月のダイヤ改正でJR-東武直通の特急は東武日光行きが東武100系「スペーシア」で運行される「スペーシア日光」、鬼怒川温泉行きが253系で運行される「きぬがわ」で分けられるようになったんですね。

10:01 桐生駅 着

特急は栃木で下車して両毛線に乗り継ぎ、桐生駅でトロッコわっしーを待ちます。
気温は0度なのに栃木駅での待ち時間がやけに長く、半自動ドアを何度も何度も閉めた覚えがあります。
桐生駅で外に出てコンビニで昼食を買い、先頭で列車の到着を待機しました。特に座席指定はなかったので到着後は即座に隅の座席に陣取りました。
すべての座席が4人がけなので混み出したら詰みです。

10:32 桐生駅 発

ギリギリ私が陣取った4人がけ席には誰も来ず、乗車率90%くらいで桐生駅を発車しました。乗客の半分弱はツアーと思われる外国人観光客でひっきりなしにおしゃべりしていました。
彼らも途中駅(水沼だったか神戸だったか)で降り、終着の間藤駅まで乗っていたのは私一人でした。
どの駅間かは忘れましたが長いトンネルを通る間、こんなふうに車内を真っ暗にして映えそうなイルミネーションを見せてくれました。

12:29 間藤駅 着

乗り通すことが目的であった私しか乗っていないのも納得の閑散具合でした。もちろん無人駅で、周囲に飲食店のようなものは一切なし。

この写真は駅のすぐそばにある展望台から撮ったものですが、東側にある山でカモシカが見られるということで双眼鏡も備え付けられていました。
双眼鏡を使わずとも稜線にカモシカがいるのは見えたのですが、残念ながらスマホを構える間に姿を消してしまいました。

間藤駅からは日光駅方面に市営バスが出ていますが、鉄道との接続は考慮されておらず、次のバスは1時間後です。
なので周辺をぶらつくことにしました。
今日乗ってきたわたらせ渓谷鐵道は元は国鉄足尾線であり、昭和末期までは間藤駅からもう少し北方向に足尾本山駅という貨物専用駅が存在していました。
その駅があったところまで行こうと思います。

踏切となっている部分の線路を撤去してアスファルトで塗りつぶしたのみで、廃線跡は大半がそのまま残されています。
ひとけの無い寒々とした川沿いの道を歩いて20分ほどで、小さなロータリーに出ました。この脇に古河橋と、足尾本山駅が併設されていた本山製錬所があります。

古河橋はGoogleストリートビューで見たときは歩けそうに見えたのですが、本物を近づいて見てみると路面の木材がボロボロになっていて、さながら無想吊橋のようでした。
古河橋の隣にかけられたちゃんとした橋をわたると、本山製錬所(跡?)があります。

ほとんど廃墟のような見た目ですが施設自体は管理されて立ち入り禁止になっており、一部の設備は現在も稼働しているとかなんとか。
とりあえず見たいものは見られたので間藤駅まで戻ります。日光駅に通じるバスは先程のロータリーまで来ますが、じっとしていても寒いだけなのでロータリーの自販機で温かい飲み物を補給して歩きます。

13:32 間藤駅 発

やってきたバスはポンチョバスで、当然のように車内はガラガラでした。
バスは少しだけ南下して国道122号線に入り、少しずつ乗客を拾いながら日光駅に向かいます。

14:07 日光駅 着

市営バスのサイトには書いていませんでしたが現金以外にPayPayでの支払いも可能でした。
トロッコわっしーの中で食べそこねた昼食の残りを腹にしまい、次の目的地に向けて少しだけバスを待ちます。

14:30 日光駅 発

東武日光駅でなく日光駅で降りたのは、このバスの始発なので確実に座れると踏んだからです。まあ東武日光駅でもそこまで乗客が乗ってきたわけではありませんでしたが。
YouTubeには沢山動画が上がっていますが、バスはいろは坂のヘアピンカーブをものともせず美しいハンドルさばきで峠を越えていきます。

途中猿にも遭遇しました

15:31 レイクサイド日光 着

途中通る華厳の滝とどちらを取るか迷った(両方通ると帰りの電車が無い)のですが、真冬なので温泉を取りました。
公式サイトには書いていませんでしたが、日光駅から日中30分に1本出ているバスで1時間ちょいの丸山バス停からすぐです。
華厳の滝のさらに奥にあるためにあまり知られていないのか日帰り温泉は完全に貸し切り状態でした。
出発する直前に初めて他の客とすれ違いました。

17:10 東武日光駅 着

来た道をバスで戻って帰りの特急を待ちます。

どこのお店で買ったか忘れましたが湯葉揚げがものすごく美味しかった

17:44 東武日光駅 発

リバティには過去に鬼怒川温泉に行くときに乗ったことがあるので今回はスペーシアに乗って帰ることにしました。
内装は古さが滲み出ているものの東武はまだまだ使い倒しそうな気配でした。

まとめ

寒かったけどそのお蔭で日曜日にも関わらず、あまり人に会わずに観光できたのが幸運でした。
今の時期行ったら紅葉がきれいなんでしょうけどその分混みそうです。
次は華厳の滝を見るのと、スペーシアXに乗りに行きたいです。
日帰りなので無理やり1つの記事に収めました。
読んでいただきありがとうございました。

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