atelier小さなおうち

小さなおうちの小さなアトリエ 子供たちと物作りを通して、作る喜びや発見したことを 綴っ…

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小さなおうちの小さなアトリエ 子供たちと物作りを通して、作る喜びや発見したことを 綴っていきます。

最近の記事

魔法の言葉

春はお別れの季節でもあり子供達にとっては、進級進学の新しい世界への始まりでもあります。大人でもドキドキな春。子供達も一つお兄さんお姉さんになるワクワクな時期ですが、新しい環境への不安・心配も沢山あるようです。そんな時、お母さん・お父さん・おばあちゃんといった身近な人にもらった言葉は時折勇気になってるみたいです。 先日、 「ママからこの家に産まれて来てくれてありがとう」と言われた事があると教えてくれた子がいました。 夢でも同じことを言われたみたいでその夢は目が覚めても楽しい気持

    • 子供の読解力

      アトリエ小さなお家はおかげさまで今年も最後のレッスンを終えました。12月はお正月飾りをつくりました。来年の干支の貼り絵(シルエットの張子は予め作っておきました)を絵馬につけて、未知の動物?龍を描きました。庭でとった南天の赤い実や、折り紙の扇、水引を丸めたりしてリースにつけて仕上げます。なんとも目が優しく笑顔の可愛らしい龍が沢山できました。来年も良い年になりそうなお飾りです。 巷では最近、今の子供には読解力がないと話題になっています。はたして、私達が子供の頃は読み解く力はあっ

      • 夏の作品

        この夏は猛暑が続きました。アトリエ小さなお家の小さな庭の植物も、ぐったりとしてしまいました。秋に植え替えをして、春にまた、花が咲くように準備にはいります。それまで一休みです。 この夏は、新しい素材をいくつかトライしてみました。一つは錫(すず)という金属を使ったアクセサリー。錫は無害で、柔らかい素材なので、子供の力でも簡単に加工をすることができます。ネックレスにするために、デザインを考えて、型紙をおこし錫板に写し取りカットします。タガネというものを使ってトンカチでトントンと錫に

        • 子供と木工制作

          この夏も子供たちと人気の木工作をしました。木工作は積み木のように自分で試行錯誤しながら立体的に物を考える目を養います。 さらに木端はカットした後の毳毳がついているのでやすりをかけて滑らかな木材にしなくてはいけません。 なぜそれが必要なのか?子供たちと考えながら一つ一つ面倒な作業をしていきますが、やすりをかけた木材は触っても手を怪我することもないのがよくわかりました。色を塗り、重ねたりトンネルにしたりとしていくうちにどんどんストーリーが作られていきます。小さなパーツを一つ一つ組

          子供が絵を描くということ

          子供たちと制作する日々の中で感じたことを書いてみます atelier小さなおうちでは、子どもたちと毎月、絵画と工作を交互に制作しています。今月は夏休み期間ということもあり、誰でも参加できる1日限りのレッスンもあります。 夏休みの宿題の定番、自由研究や、絵画コンクールの宿題。家ではなかなか進まない課題もアトリエにきて豊富な画材に筆も進みます。 難しいテーマがある課題から、話を聞き、会話をしていく中で子供たちの描きたいものを形にしていきます。話して、スケッチしていくうちに

          子供が絵を描くということ