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2024年お盆に寄せて 亡き夫のことを少し思い出してみる

お盆も終わりましたね。

仏壇のお飾りを片付けながら前夫に
「あんたはこっちに帰ってきてたの?」
と尋ねてみたら
「いや ずっと一緒にいるよ」
と答えてくれた(気がした)
「うんうんそうよね」
と答えた。

彼が亡くなる10年前に、前夫は大怪我をした。
救急車で運ばれて、医師には今日明日が峠とも宣告された。
結局、乗り越え回復したが、入院生活が続き
私はいわゆる「献身的に」寄り添った。

その後、彼は元気に社会復帰した。
亡くなる日の前日までは。

ある時に彼は
「もしあんた(私)が病気になったら、自分にしてもらったように面倒みるよ」
と言った。
その時は「あぁ そんな風に思ってくれてたんだ」
と意外な気がした。

そして、8年後に私は脳梗塞でぶっ倒れる事になる。

彼は私以上に献身的だった。
病院へは基本的に毎日来てくれたし
病院とのホウレンソウもしっかりやってくれていたようだ。
(後から、私の知らないところでドクターや看護師と相談していたメモが出てきた)

退院して帰宅したら(その時、彼は既に亡き人になっていた)
家はキレイに片付けられていて、私のベットには新しいマットが敷かれていた。
私が彼の退院を心待ちにして、家を隅々までキレイにしていたように
彼も私を待っていてくれたんだと思った。

もう彼に何もしてあげる事は出来ない。
でも、温かい気持ちで思い出そう。
いま生きている私の周りの人たちを大切にしよう。
私が元気で笑顔でいることも、きっと必要なんだろうな。

お盆は故人が戻ってくる期間ではなく
故人の事を大切に大切に想う期間なんだろう。

今夫が仏壇を飾り付けてくれた






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