見出し画像

『二重標的 東京ベイエリア分署』『硝子の殺人者 東京ベイエリア分署』(今野敏・著)


2024.03.07あたり読了

2024.03.10読了。

『虚構の殺人者』が図書館になく、飛ばして読んだ。『二重標的』はまだ世界観に入りきれず、なかなか進まなかった。『硝子』が合わなかったら、このシリーズは読むのを止めようと思った。けど、おもしろかったので、続行決定。

『隠蔽捜査』の竜崎さんも、この安積さんもネガティブ。ただ、竜崎さんのネガティブさがカラッとしていてチャーミングなのに対し、安積さんはどんよりしていて、自己嫌悪もひどくて、読んでいてちょっと憂鬱になる。速水さんがいなかったら、たぶん『硝子』も読まずに切っていた(笑)竜崎さんに伊丹さんや冴子さんがいるように、チョウさんには速水さんや相楽さんがいる。今野敏さんの作品の主人公は、まわりの登場人物によって魅了が増していく。シリーズが進むにつれて、おもしろくなっていきそうな期待感がある。

この記事が参加している募集

#読書感想文

189,023件

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?