モチベーションを上げる方法はないけれど
モチベーションを上げる方法はないけど、それより効果的な方法はある、という話です。
物事をコツコツと続けることは大事だと思います。
本業も副業も資格の勉強も掃除も料理も、毎日コツコツやることにはなかなか叶わない。
最近、この「コツコツやる」コツ(ダジャレみたいになってしまいましたが…)みたいなものが掴めてきたので、今日はその話をしてみたいです。
三日坊主なんて言葉があるように、毎日続けることって、すごく難しいです。
特に現代の社会人は忙しいので、仕事しながら何か目標に向かって努力を続けるなんて、簡単にはできない。
そんなとき、よく書店で手に取ってしまうのが「モチベーションを上げる方法」みたいなタイプの本。
目標を紙に書くとか、目標を人に言うとか、目標とする人の写真を部屋に貼るとか、色々書いてありますが、正直、そんなことじゃ自堕落な私のモチベーションは上がりません笑
そもそも、モチベーションが上がって、
「うおおおお!やるぞおおおおおい!」
となっている時の自分って、脳からめちゃくちゃドーパミンっぽいものが出ている感覚があるし、それこそ興奮して眠りにつけないくらい目がギンギンになります。
なので、むしろそんなモチベーションが高い状態を毎日保ってたらたしかに頑張れるかもしれないけれど、目標を達成する前に疲れて死んじゃいます笑
ここで言いたいのは、努力を続けるのにモチベーションは必須じゃないということ。
モチベーションは何かを始める時に必要なだけで、それを続ける上で大事なことは他にあります。
それは、習慣化・ルーティン化すること。
習慣にすると、物事をコツコツやることがこんなに楽になるんだ、というのはここ数年、本当に実感しています。
例えば掃除。
私の部屋は元々、恥ずかしいくらいの汚部屋でした。
同じ汚部屋仲間の方はお分かりいただけると思いますが、掃除ってやるタイミングが難しいですよね…。
私も、
「まだいける…!たぶん…!」
という言い訳を一生繰り返して、一生掃除しない、という生活を数年前まで送っていたのです。
ですが数年前、引っ越しをきっかけに、なんとなくこう思ったんです。
「今度は掃除ちゃんとやろ」
そこで決めたのが、毎朝必ず掃除することです。
朝起きたら何よりも先に床に転がっているものをしまう。
ルンバ(より安価なルンバもどき)を回す。
洗面所とトイレとお風呂を掃除する。
これをどんなに眠い日も疲れている日も急いでいる日もやると決めたんです。
そしたら、意外と楽にできました。
あんなに汚部屋の住人だった私が、今ではまあまあ綺麗な部屋の住人になりました。
毎日やると決めると、なんか楽なんですね。
「いつやろうか」と決めなくていいからです。
「いつやろうか」と自分で決める方式にすると、ダラダラと先延ばしにしてしまいますし、実際に掃除をした日には、
「あぁ…。この時間、本当はYouTubeとか観てダラダラできたはずなのに、なぜ私は掃除なんかしているんだ」
と思って、逆に落ち込んでしまうんです。
掃除して落ち込むとか、どんだけ掃除嫌いなんだ、という感じですが…。
でも、毎日やると決めると、掃除の時間は毎日のスケジュールの中に自動的に組み込まれるので、「この時間、他のことができたかもしれないのにな」という考えには、全くならなくなりました。
筋トレも同じです。
私は元々、筋トレはおろか青信号の点滅時に小走りすらしたくないタイプの人間です。
しかも筋トレって、特に初めたての頃はまあまあキツいですよね。
だけど、これも最初に「毎週土曜日午前中は筋トレの時間」と決めて習慣化してしまいました。
金曜日の夜、どんなに飲み会で帰りが遅くなろうとも、土曜日の朝には思考停止で起きて、思考停止でジャージに着替えてジムに行く。
前に「判断の回数を減らしたい」という記事でも書きましたが、「ジムに行こうかな、どうしようかな」と一度考え始めてしまうと、もう行きたくなくなるんです。
だから、もう何も考えない。
何も考えずに「やるからやるんだ」という感じで取り組むと、意外と続くようになりました。
この自堕落な私が、
毎朝掃除を3年半、筋トレを3年、続けています。
でもそこにモチベーションはもはやありません。
憧れのスタイルのインフルエンサーの写真を部屋に貼っている、なんてこともありません。
さらに、
「掃除やってやるぞおおおおうおおおい!」
という気持ちになることは一瞬たりともありません笑
ただ無心で、
「あ、掃除の時間やー、やろー」
「あ、筋トレの時間やー、ジム行こー」
といった感じで淡々とこなしているだけです。
でもこれのおかげで、部屋は比較的清潔に保たれているし、運動不足にもならず、食べてもそこまで太らない身体になってきました。
モチベーションを上げようと頑張らなくても、
習慣化するだけで、平常心のまま色々なことがコツコツできるようになるので、習慣化、なかなか侮れないなあと思うなどしています。
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