クトゥルフTRPGへの偏愛2

肝心のCoCはとても好き

騙されてはじめたCoCは、とても良かった。ディレッタントとか、ガスライトでもないのにシャーロックホームズ感を出してみたり。でもプレイが上手くいったのは、CoCが嫌いにならないように、というKPの思いやり詐欺でした。
遊んだ時期は前後しますが、シャドウランにおいてジョンソンやポイント消費をして獲得したコネが裏切るんです。裏を取って仕事しろって話ですよね(※リアル義務教育-高校までは、手配師なんて仕事も知らなかった。)。私がメタルヘッドをやるときなんかは、そんなことしませんでしたよ。
だんだんとプレイヤー技術が上がってくるとKPの本性が現れ、まだ初心な学生の時分は、目星・アイデア・神話技能が怖くなるうえに、一場面から動かず膠着したり、安全を確保するまで冒険しなくなっていくのでした。

これもあるあるですよね。プレイを重ね、何度も狂気を経験し、キャラを取り上げられたり、死んで退場したりを重ねると逆にあの頃のチキンぶりはなんだったんだろうとなる訳ですが。
はじめての現代日本(当時の)でのプレイは『黄昏の天使』で、まだキャラクターの死別や狂気に慣れていないこともあって、受傷したケガとかの回復を待って次回のセッション、という形をとっていました。
その所為で、星の精が街中を徘徊し、血をチュウチュウする事件が発生し続けるという事態が発生していまいましたが、当時はまだ中学生だったので許してほしい。

かくしてキャラクターは乱造される

フォビアぐらいはエッセンスな感じですけれど、四肢が無事であるかとか、永遠の狂気となると表舞台から退場。(また死亡も同様)
となると代替PCが必要となる訳で、最初は丁寧に作っていたPCがだんだんと奇天烈になったり(※性格が、もあれば奇面組のような名前とかになる)、手抜き、ひどければコピーで名前違いとか、部活名とか(荒事担当なので空手部みたいなことになる)、適当の度合いを深めていくわけです。カムイ伝ではありませんが、うり二つの弟なんてザラです。そのうちおそ松くん状態とか、家系図に×つけたりとかしはじめます。
少しは空気を変えようと、時代を変える、とか当時パソコン通信とかRPGマガジンで流行った?学生キャラを作るとか、多少はマンネリから脱却、作り甲斐のあるキャラを用意する訳です。ただ単発になりやすく、育てる、というよりかアドベンチャーゲームの初見プレイを終えるとさよならになってしまうため、結局、乱造されたうちの一つになるのでした。
オフィシャルで比叡山炎上とかダークエイジがあると、結構な刺激となるのですが、なかなかキャンペーンを組める予定がないと、1,2回のロールで、そのキャラの使用機会が終わり、捨てたつもりはなくても、使い捨て同様な状況になってしまうのが悲しいところ。

偏愛するとこうなる

使い捨て問題はさて置き、自分の時代や世代という等身大の演じやすさや、当時は携帯の普及も進んでいなかったので、CoCシナリオのやりやすさは格別でした。当時の現代は1980設定だったので、携帯がない、ということが当たり前でしたので、現代もやりやすかった。

通常の偏愛ルート?は、たいていの場合、原作を読む、シナリオを自作するが第一段階くらい。次は薄い本を作る、未訳のものに手を出す。その次は厚い薄い本を作ってしまう、ガイドや神話をベースにした作品を公刊する、とかでしょうか。
私の場合は、ホビージャパン訳BRPG諸作品と新版とD20版翻訳のサプリで満足していました。せいぜい自作シナリオを楽しむくらいだったのですが…
ですので、テクノポリス連載の矢野健太郎氏の漫画を読んだときに、邪神と戦う主人公をみて、んな訳あるかと、あまりよく読んでいませんでした。そもそも今でいう萌王とかBugbug系な雑誌ですから読む目的が違いますから。キリッ

しかし人の考えというものは移ろいやすいもの、神話的生物と人は戦うものでは、ないと思っていた筈が、DeltaGreenの翻訳からおかしくなり、AD&Dのクラスキットを使ってしまうような感覚で、キャラクターをドーピングするように。
今だと、きっとチートって言うんでしょうけれど、マンチなプレイで、PCを強化していきました。怪しい信徒からは平気でPOWを奪うようになりましたしね。よくよく考えればRQでもサナター信徒の時には、人の首刈って、POWを底上げしてたわ。
私の場合の偏愛は、たまにいる変な人、DnDをやってるのに、D20モダンのアフガニスタンから銃器を持ち込むタイプでした。
今までのキャラクターストックから時代を超えてプレイをするため、時間をいじるセッションをよく組みました。体をどこかに持っていくのが難しかった時には、ノーデンスが魂を持って行ってしまったために、精神のない肉体を奪ったりしました(※ただし、今でいうTSする羽目になった)。こうして時間を超えたり、POWと寿命を吸い取ったりと、他のBRPGと混ぜて遊ぶを楽しんだのでした。いろんな時代のPCでドリームランドでパーティを組んで、SAN値があること以外フツーのファンタジーもやりました。
昔から、魔法で土星まで逃げるやつとか、タイタス・クローが好きだったし、落ち着くところには落ち着くものなのです。

混ぜて遊ぶススメ

現在、ガムシューシステムとかKutuluとか、新しいクトゥルフ系RPGがありますが、私の場合、今日までに入手したBRPGがもったいないので、混ぜてあそぶ強硬手段にでました。※ガムシューは混ぜたことない。
小説でしか楽しめなかった、C・A・スミス作品とリン・カーターのエイボンの書とかも、海外ファンジンのCthulhuMagzineでフォローアップされていますし、Conan系作品の内1つは、オールドスクールな100%技能のシステムなので、ハワードの方も遊べなくありません。ムアコックはStombrigerのサプリでSAN値対応しているので、CoCに適用しやすく、マンチキンするならデーモンアーマーが性能よく、ドリームランド界隈で戦えると思います。

指輪物語(MERP)の場合、元のシステムから痛打表を用いると(敵にだけ適用した方がよい)、ヒロイックな感じになります。
Warhammerの場合、初版のサプリを2ndに混ぜると、森エルフのTreeSongとかエルフ固有の魔法を導入できます。
EAがサービス提供していたFBよりの設定を持つWarhammerOnlineなどは、ファンサイト用のwebkit等を印刷すると絵面がよかったりイメージを共有できます。
ちなみに内輪の卓では、バルタサール導師が燦燦と輝く仮面を取ると美少年という設定です。
幸いにして、こんにちはDrivetroughRPGもありますし、クラウドに入れておけば機械翻訳できますしで、混ぜるのも簡単かと思います。
あまりお勧めしませんが、ぜひ遊んでみてください(矛盾してるな)

今日のレシピ

先史時代
 ハイパーボレア時代
  クトゥルフ・ワールドツアー(旧)  旧CoC
  Astonishing Swordsmen & Sorcerers of Hyperborea 非BRPG
  エイボンの書
 ハイボリア時代
  Conan 非BRPGだと思うけど
  クトゥルフ・コデックス 旧石器時代 CoC 

古代
 クトゥルフ・フラグメント 古代ギリシャ CoC
 ROME: THE LIFE AND DEATH OF THE REPUBLIC BRPG
 Cthulhu Invictus CoC

中世
 クトゥルフ・ダークエイジ ドイツ 950 CoC
 THE CELESTIAL EMPIRE 中国 BRPG
 CRUSADERS OF THE AMBER COAST ラトビアあたり 1250 BRPG
 Viking ヴァン神族の末裔とかプレイできる…sizでかいだけだけど BRPG 
 Deus Vultシリーズ 13世紀ヨーロッパ BRPG
 World of Cthulhu Magazine 何号か忘れました
  フランス、C.Aスミスのアヴェロワーニュ CoC
 クトゥルフ・ワールドツアー(旧) 中世日本 CoC
 クトゥルフ・コデックス 平安時代日本 CoC

近世
 比叡山炎上 戦国時代日本 BRPG
 BloodTide カリブ海1700年代 BRPG 
 World of Cthulhu Magazine 開拓時代アメリカ CoC
 大帝の剣 BRPG

近現代
 ガスライト ヴィクトリア朝ロンドン1890 CoC
 日本産CoC 幕末、大正、1990(旧CoCNOW)
 クトゥルフと帝国 1920?30年代の日本 
 クトゥルフ・フラグメント 幕末、
  古代ギリシャ、1950年代アメリカ
 クトゥルフ2015 現代日本
 クトゥルフ・コデックス 平安京、ホラー映画の世界
    旧石器時代、20世紀末のスペースシャトル事故
 Delta Green
 World War Cthulhu - Cold War 冷戦時期
 Achtung! Cthulhu

グレッグ・スタフォード
 ルーンクエスト

ムアコック
Chaosium Inc
 Hawkmoon
 StormBringer HJのBOX
 Erlic HJのソフトカバー
Mongoose Publishing
 Elric of Melnibone
 HawkMoon
DARCSYDE PRODUCTION
 Corum
Ormekiane Productions
 Eléckasë


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