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デジタル初心者 3ヶ月の軌跡

こんにちはスーパーで食品のバイヤーをしているアラフォー会社員です。
3ヶ月前からデジタルの勉強をはじめ、自作のアプリを一応は形にするに至りました。
今回はそんな私の物語を振り返ります。

私の似顔絵(イケメン化)

はじまりは理不尽への反抗

約1年6ヵ月前、私の身に悲劇が起りました。
同僚バイヤーが他部署へ異動となったことで人員が1人減り、
その煽りを一身に受け、1人で2人分の仕事をすることになったのです。
フザケンナ😋
当然仕事に追われ、休みなしで毎日夜遅くまで働く状態となりました。
家族サービスなど出来る余裕が無いほどの激務。。
体調を壊したり、精神を病まなかったのが不思議な程です。
それでも『1年間は頑張ろう』と思い、自分なりに仕事の効率化も進めました。
しかし結局1年間休みのない生活を変えることは出来ませんでした。
その時に思ったことが2つ。

・自分にRPA等の知識や技術があればもっと仕事を楽に出来たのでは?
・こんなに仕事に追われるのは会社の仕組みにも問題があるからでは?
 無駄なこと、アナログなことが多すぎる。

これが私が『デジタルの勉強をしよう』と思った初期衝動です。

理不尽をぶっとば~す

いざ進まんデジタルの大海へ

人員減から1年後、人員補充がされ私の業務は晴れて通常運転に戻りました。
時間に余裕が出てきた私は昨年の理不尽を糧とし『デジタルの勉強』を始めようと動きだしました。
そんな矢先に思わぬチャンスが訪れたのです。

人事教育部より ~外部機関による短期集中のデジタルセミナー開催

私は上司に想いを告げセミナー参加の推薦書を書いてもらいました。
周りからは『そんな時間あるの?』と皮肉っぽく見られていたことでしょう。
わかります。
商品部ははっきり言って激務。 理不尽業務の塊。
通常業務以外に労力を割く余裕など無い方がほとんどです。
それでも昨年1年間に比べれば…
そして2度と同じようなことにはなりたくない。
会社が守ってくれるとも思ってない。
会社を利用して自分のスキルを磨いてやるぜ😏
そんな感じでデジタルの世界へ足を踏み入れました。

しゅっぱ~つ

仕事と勉強に追われる日々

いざデジタルの勉強をはじめてみると驚きの連続でした。
自分でも使える無料で便利なツールの数々。
さらにそれらの解説動画や記事が世に溢れている。
知らなかった世界に触れ、テンションが上がります。
やりたいことがたくさん生まれました。
しかし、通常業務との両立…
セミナーは短期集中のため宿題もなかなかハードです。
楽しさと同時に、時間の足りなさに睡眠時間が削られていく毎日。
『正直きつい』と思いながらも、一緒にセミナーを受けている仲間達の頑張りを見て『俺もやるぞ!』と自分に活を入れてました。

一緒に戦う仲間がいれば大丈夫

取り組んだこと

1⃣自分だけの英単語勉強LINE Bot

記念すべき制作物1つ目は英単語を学べるLINE Botというものでした。
最初にMAKEというノーコードツールによるLINE Botの作成を学んだのですが、英語表記のため全く内容がわからないという壁にぶち当たりました。
それを打破するためのLINE Botを作ったのです。
ツールの使い方を記事やYouTubeで調べては試すという試行錯誤の末、完成した時は本当に嬉しかったです🥰

2⃣商品パッケージの新旧を見分けるLINE Bot

次に作成したのは間違い探しのような商品パッケージの違いを見分けるためのLINE Botです。
これはTeachable Machineという機械学習のツールを活用して作成しました。
Teachable MachineとはAIによる画像判別が気軽に利用できるツールです。
最初に触れたときは『いかにもAI』なこのツールが楽しくて、色々な鍵を判別させてみたり、お金を判別させてみたりと脱線しまくりました。
ただ、無料で使えるようなツールのため色々制約はありました。
特に『判別の精度』と『実物が無い場合の学習方法』で躓きましたが、プロトタイプとして一応は形となりました。

3⃣価格調査アプリ

Glideというノーコードアプリ制作ツールで作ったのは価格調査アプリです。
Glideはスプレッドシートを元に簡単にアプリが作れるツールです。
アナログな『価格調査』という作業を楽にしようと思い作成しました。
肝は 
  ①スマホで調査が完結できること
  ②リアルタイムで情報共有できること
この時は短期間で作成したため作り込みが足りなかったのですが、後々このアプリを進化させて実際に業務で活用できるようなものを作りました。

4⃣ChatGPTにVBAコードを書いてもらい売変計算をマクロ化

彗星の如くあらわれた『ChatGPT』を使用して今まで避けてきたマクロに挑戦しました。
普段の業務を考えれば最も実用性と即効性があるツールです。
長年問題と考えていた『売変の計上作業』について一石投じられないかという想いから『計上額の自動算出』に挑戦しました。
ChatGPTとのやり取りがうまくいかないこともありましたが、少しづつやりたいことが形になっていく過程がとても楽しかったです!
今までは『わからないことがわからない』ようなことも多かったのですが、
ChatGPTには全て質問できる😊
制作を進める上でこの安心感がとても大きかったです。
そしてコードのみならず、記事まで書いてもらうという頼りっぷり。
何を頼んでも怒らない。しつこく聞いてもOK。理不尽な扱いも気にしない。
超絶イイ人(?)のChatGPTに感謝しかなかったです。

5⃣👑価格調査アプリのブラッシュアップ!

3⃣で作った価格調査アプリを実用できるレベルまで作り込みました。
・画像の入れ込み。
・最安値表示。
・最終調査日表示。
・店舗検索機能。
・店舗選択により絞り込み比較。
・調査履歴のデータ化。
等々、約3週間をかけ実際に同僚に使用してもらいフィードバックと改善を重ねました。
技術的に悩んだ時はセミナーの先生、先輩、仲間達からアドバイスをもらいながら何とか作り上げた私の制作物。
『完成などない。常に進化させる』という気持ちをもちながらも、一応の形となった制作物に感動さえ覚えました。
支えてくれた皆さまには感謝です!

振り返ると青春の日々

この3ヶ月間を振り返ってみると、まるで青春の日々でした。
目標に向かって走りつつも悩み・苦しみ・もがく毎日。
自分の不甲斐なさが悲しかったり、課題が出来たら嬉しかったり、
仲間の進歩に焦ったり、でも一緒に作業するのが心底楽しかったり。
感情を揺さぶられ過ぎて中2の時の感性が戻ったようです。

すごく大変だったけれど、その分得たものも大きかった。
新たな世界を知れたこと、新たな仲間を得たこと。

指導し見守ってくれた先生達、深夜まで付き合ってくれた先輩、一緒にやり遂げてくれた仲間達、本当に本当にありがとうございます。

この青春はまだまだ終わらないと信じて今日もパソコンに向かいます。

Thanks

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