おはよう世界ちゃん

昨日の記憶があまりない。
現職での最後の金晩。少しエモいななんておもいながら、
「お疲れさまです。お先失礼します」とか細い声であいさつをし、
もう見ることのない金晩の事務所を後にした。
私は副業で名探偵をやっているもので上司の方が挨拶に応じてくれなかった(小さめの声ではしてくれている)際は、なにかしら私に不手際があったというサインだということをしっている。わかっちゃうのだ(エッヘン)。開き直っては見たが、常軌を逸した小心者なのでそのことが気がかりで一杯目の茶割は味がしなかった。ミスの心あたりが多すぎる多すぎる、、、。本当にこの職場じゃなかったら多分だけれども15回くらいかな。リンチされていると思う。
なんだかんだ優しい上司に心の中で敬礼をしながら、私の体は競歩の選手くらいのスピードで心斎橋を通過し、ウラ難波と呼ばれる地域に来ていた。

喫茶穴→銭ゲバという2大好きなお店をはしごし、両店のマスターから次月から無職になることに関して暖かいことばを頂戴し、同じ空間に居合わせた漫画家さんがおすすめして下さった漫画を検索し、スマホ履歴を残したたところで、私は確信した。仕上がってきている。そう感じました。もともとトークには自信がなかったのですが、仕上がってきた私はそんなもんじゃありません。会話の相槌が「ウォイ。ヘー。イイスネイ」「ホホホ。マジイイ。」だいたいがこの2択。もうまじめな話なんて出来ないし、尿道ちゃんもそろそろ限界ぽかったので「そろそろ店出ようか?」と問いかけると恥ずかしそうにコクリとうなずいた。良心的な価格設定に改めて感動しながら、帰路につきました。

時刻は10時50分。うん。まだ寝るのはもったいない。もし次の仕事で土日休みではない職場を選択したならば、金晩という概念さえ無くなってしまうのではないか。人生最後の金晩ではないのか。寝ていいわけないだろう。絶対最高の夜にしてやる。そう思って気づいたら「酩酊フリースタイル24時」という名前のスペースを開いていました。好き勝手に病んだり、エロイことを言ってみたり、急に韻を踏んでみたり。いい大人がするスペースではありませんでした。そのせいもあってか、「ごめんください~」30秒後「失礼しました~」みたいな流れの連続でした。最後に残ったのはいつも聞いてくれているリスナーさんだけでした。おおきに。

軽めにタイムスリップを試みて時刻はAM1時半。タイムマシンに乗り込むのに難航したのか全裸でした。そんでもって喉が痛い。コンディションは最悪だ。やることね。お金もねえ。未来もねえ。Twitterしかねえというノリで気づけばTwitterの世界に潜り込んでいました。そこで #ラップスタア という文字が目に飛び込んできました。「アババババ、リアルタイム見逃した」という後悔と同時にこの時間のメンヘラマインド27歳を救ってくれるのはABEMAの見逃し視聴だけだなと。5人のファイナリストのショーをすべて見ました。ラップスタア誕生は私が毎週楽しみにしていた唯一の番組。各演者の過去、現在を丁寧に伝える番組構成も好きで、感情移入して前のめりになってスマホの小さな液晶を並々ならぬ熱量で睨みつけていました。毎週。
若いラッパーもいれば自分と同い年のラッパーもいて各々に感情移入して見ていたら気が付くと泣いていました。割と鼻垂れるくらい。特にKay-on a.k.a. Kwi 4 Kangの「chosen one」とShowyVICTORの「GENZAI」は夜中の2時30分頃に泣きながら拳を掲げていました。歌いながら。なおかつ裸で。この姿を親に見せたらきっと親も泣くと思います。涙にもいろんな種類があって面白いよね。やっぱり個人的には「I believe I'm the CHOSEN ONE Let me trust myself one more time 神様あともっかい Give me a chance 這い上がるMy life 最後のTRY OUT」このHOOKが一番食らったかな。同い年のKay-on a.k.a. Kwi 4 Kangが歌うから尚更。この曲を聴き終わった後、ちょっとだけ頑張ってみようかなとそう思えました。Kay-on a.k.a. Kwi 4 Kangさんに心の中でぺこりと頭を下げました。

そして朝が来ていました。
風呂も入らず、酒臭い。速攻で済ませて着替えて、このnoteの読者様から教えて頂いた病院に行き、就活に専念しながらもネットに文章をたれ流したり、いい日にしようと思います。頭をかいたらパウダースノウのようなふけが6畳一間の部屋に舞ったので、いよいよお風呂に入ってきます。

長文読んでくれた人、本間にありがとう。おおきに。

























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