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「小説=物語」ではない

これは自戒を込めてなんですけれども、「小説=物語」ではない、ということは肝に銘じておかなければいけないのかなと思ってまして。小説って、いろんな要素から成り立っていると思うんですよね。物語はもちろんなんですけれども、構成であったりとか表現であったりとか、色々な要素の組み合わせから成り立ってる構造物だってことは、ちょっと意識しておかないといけないかなと思っていて。

というのは、それを意識していないと、安易に物語の力に引っ張られてしまうなと思う時があるんですね。ただ筋を追って書いていれば、それだけでも小説としては成立するので。でも小説を書く時は色々な要素に目配せすべきだと思いますし、それによって小説全体のクオリティも高まっていくと思うので。小説にとっての物語というのは、いち要素でしかないというのは、何度認識してもしすぎることはないのかなと思います。

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