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ひらがな、カタカナ、漢字を説明できなくてもどかしい

こんにちは、ブロジジョンです。
キルギスにいます。




言語ってかなり基本的で根本的で。至極超絶当たり前な存在だからこそ伝わらねぇなって、実感したんです。
つまり、日本語学習者でないキルギス人(大学の先生)にひらがな、カタカナ、漢字を説明できませんでした。


作文したんですよぉ。「外国語の役割」ってゆうテーマで。
そこで、

ロシア語や英語には文字がアルファベットしかない。一方、日本語にはひらがな、カタカナ、漢字という3種類の文字がある。

って書きたかったんですね。
言語によって使用される文字の種類数の違いを説明したかったんです。


もちろん、ロシア語で作文しなきゃいけないので、ロシア語でこの文を書きました。

В русском и английском языках есть только алфавит, а в японском - 3 вида буквы: хирагана, катакана и китайские иероглифы.

なるほどなって思っていただけると助かります。(こっから先、ロシア語の話しかしません。なんのこっちゃわかんね〜ってなった人は、流し読みしてください)


先生からの添削。

В русском и английском языках есть только алфавит, а в японском - 3 вида буквыспособа передачи устной речи на письме: хирагана, катакана и китайские иероглифы.

ええぇん???
3 способа передачи устной речи на письмеだあ???

別に、ひらがな、カタカナ、漢字は「口頭で話したことを文章にする3つの方法」じゃないよ!!!(ブロジジョン的には)

「口頭で話したこと」ってところがどうも引っかかります「устной речи」のところが。(生格のままで失礼します)
だって、口頭で話したこと以外に、思ったことだって書けるもん。


なんだかなあ。
3種類の文字、3 вида буквыで済む話だと思うんだけどなあ。


日本語を勉強しているキルギス人に聞いみました。

そしたら、ひらがな、カタカナ、漢字は「3 вида письменности」で説明できるんじゃないかって提案してくれました。

あー、、、。
письменностьねぇ、、、。

ちがうかも!!!
письменностьだと、なんか、文章みたいだからちがうかも!!!ほら!письっていう語幹があるからさ!!!

けど、キルギス人曰く。
ひらがなやカタカナは、例えば「かきくけこ」なら「ка ки ку кэ ко」というふうに母音と子音の2文字セットで表記できるからбукваではなくписьменностьが適しているのではないか。
と。

はえー、なるほど。
確かに日本語はロシア語や英語と違って子音だけの音を表す文字はないからな〜(「ん」は例外)。日本語の文字は絶対母音を含んだ音を表すからな〜。

でも、やっぱ納得できない。письменностьではないと思う。


翌日。
先生にもう一度聞いてみました。

以下、私が多分理解出来た内容です。

ひらがな、カタカナは音のみを表すため、アルファベットと同じくбукваである。
しかし、漢字は文字そのものに音と意味を含むためбукваとは言えない。
従って、ひらがな、カタカナ、漢字は「3 способа передачи устной речи на письме」と説明するべきである。

はえー、なるほど。なるほどね。
「従って」以前の理屈はわかった。それは賛成。

букваは音を表す記号って訳だあ。
その記号(буква)を使って意味のある音の繋がり、つまり、単語や文章を作るってこった。

わかる!!!!!禿同!!!!!



けれど、やっぱり。ひらがな、カタカナ、漢字を「3 способа передачи устной речи на письме」と表すのには抵抗があります。

でも、ブロジジョンは日本語学習者ではない人にこれを説明することができないので。不甲斐ない。日本語の概念を説明するにはまだまだ乏しいロシア語力なのです。大人しく先生の添削を受け入れるしかないのです。


どなたか、ロシア語で「ひらがな、カタカナ、漢字は3種類の文字だ」と説明できる方はいませんか?
それとも、「3種類の文字」というブロジジョンの認識が間違っているのですか?
もしくは、こればっかりはどうしても説明しきれないものですか?

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