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サウナで「ととのう」ために

はじめに

ここ数年、サウナの人気が急上昇していますね。
かつては(コワイ)おじさんが入っているイメージしかありませんでしたが、最近は若年層の女性もサウナに通う人がいるようです。
サウナといえば「ととのう」という言葉を聞いたことがあるでしょう。
「ととのう」とは、サウナ・水風呂後の外気浴で無の境地に達した状態を指します。明確な定義は言語化できませんが、サウナーなら皆知っています。まさに「ととのう」ためにサウナに行くのです。
しかし、サウナ初心者からは
『サウナに行ってみたが、ととのったのかよくわからなかった』という声が多く聞かれます。
これについて、私見を述べたいと思います。

無機的にサウナに入っている

サウナ初心者の人達は
『サウナ・水風呂に入って休憩スペースで涼んでいればととのえる』
と短絡的に考えているのではないでしょうか。「ととのう」ためには、ある程度の心構えと要点が必要と考えます。

1.サウナ=我慢大会という思想は捨てる

サウナは我慢して汗を流すものと誤解している人がいるようですが、これは大きな間違いです。サウナの目的はリラクセーションなので、我慢大会のように利用してはいけません。「ととのう」とはリラクセーションの窮地であり、我慢の先にあるものではないのです。

2.万全の体調でサウナに入る

サウナは高温で体への負荷が大きいため、万全の体調で臨みましょう。
そのためには、
・サウナ前、途中で十分に水分補給する
・食事直後、極度の空腹時は避ける
・飲酒後のサウナは絶対ダメ
・寝不足、風邪などで体調が悪いときは入らない
これらの点に気を付けましょう。
そして、サウナ中も体調に留意し、あまり調子が良くなかったら時間を短くするなど、負荷を調整しましょう。
とにかく、無理は厳禁です。

3.サウナの所作

私がサウナで「ととのう」ために最も重要と考えるのが”所作”です。
一例を挙げると
・サウナ入室前に体の水気を拭き取る
・サウナ室内で喋らない
・混んでいる時は譲り合う
・サウナ後にシャワーで汗を流す
これらは最低限のマナーです。
さらに
・脱衣所でスマホを使わない
・始めにかけ湯をする
・休憩スペースの椅子などを使用後は、湯で洗い流す
・水風呂や大浴場は水面を揺すらないように注意する
など、サウナ室以外でも所作は求められます。

「ととのう」ための道はサウナ前から始まっている

「ととのう」ためには、単にサウナに入り汗をかけば良いということではありません。万全の体調を作って臨む、サウナに入る前から既に勝負は始まっています。そして、一連の所作とサウナ・水風呂・外気浴のセットが完結したとき、初めて「ととのう」ことができるのです。

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