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新暗号資産BRIL上場、4.5倍に急高騰!?IEOってなに??

本日(2024年6月17日)、新規の仮想通貨BRIL(ブリリアンクリプトトークン)が上場した。
この上場を前にIEOが実施されており、その上場直後の値動きが界隈で話題になっている。
俺自身はIEOとか知らなかったが、知人がこのIEOに参加することをきっかけにIEOというものを調べたのでここに整理する。


IEO(Initial Exchange Offering)

ものすごく雑に説明すると、
「新規の仮想通貨を流通前に定価で購入できる機会」
ということ。

もう少し詳しく説明すると
「仮想通貨発行事業者が新規の仮想通貨を流通(上場)前に仮想通貨取引所で定額で一般先行販売することで事業に必要な資金を調達する手段」
ということ。

整理するとこんな感じ
・誰が?   :仮想通貨発行事業者
・何する?  :資金を調達する
・いつ?   :仮想通貨の上場前に
・どこで?  :仮想通貨取引所経由で
・どうやって?:定額で一般先行販売することで


これは誰にどんなメリットがあるのか?
・仮想通貨発行事業者にとっては?:必要な資金を上場前に調達できる
・仮想通貨購入者にとっては?  :将来値上がりする(かもしれない)仮想通貨を定額で購入できる



ちなみにIEOに似た言葉としてICOというものもある。

ICO(Initial Coin Offering)

IEOとICOの違いは、上記の詳しい説明の中での、
・どこで?
という部分。

IEOが「仮想通貨取引所経由で」に対して
ICOは「仮想通貨発行事業者が独自に」となる。

この違いにより何が変わるか?というと、
IEOの「仮想通貨取引所経由で」の場合には、
・どこぞの正体の知れない発行事業者ではなく(ちゃんとした?)取引所が行うことなのでなんとなく信頼度がUPする
・既にサービスの整っている既存の取引所で取り扱うので購入の手続きもスムーズ
といったことが挙げられる。

実際かつては詐欺まがいのICOが横行し、資金を宝達するだけして実際には上場しないなどの問題もあったようだが、
今の日本ではICOは実質的に行えなくなっている。



さて、IEOの話題に戻ると、
参加者として一番気になるのは「儲かるの?」ということ。

儲かる、とはどういうことかというと、購入時の価額よりも値上がりする、ということ。

ではあらためて、儲かるの?ということを考えると、
答えは「不明」と言わざる得ないだろう。
それは値上がりが保証されている仮想通貨などないのだから当たり前だろう。
ただし、過去の傾向からして値上がる可能性が期待値としては大きいのも事実。

実際今回のBRILも現時点(上場当日の夜)では販売価格を上回っている。
まずは1BRIL=21.6円で11:30にスタートし、数時間後には一時的になんと99円まで価格UPした!!
たった数時間で4.6倍以上に上がったことになる。
仮に10万円分購入していてピーク時に売れていれば45万。利益35万でウホウホだ。(そして??%税金で取られてウホウホだ)
しかしその直後は急落して30円まで下がり、そこから緩い右肩上がりで現時点では60円超となっている模様。
逆に言うと、99円まで上がったということは99円で購入した人もいるわけで、その人は今はどんな気持ちなのか聞いてみたい。

過去の例では一般的には上場直後に急騰し、その後いったん落ち着くことが多いようで、IEO参加者は上場直後にどこで売りぬくか?というチキンレースで一喜一憂するのがよくある光景みたいだ。


他の事例ではどうだろうか

例えば、2021年7月に上場したPLT(パレットトークン)
スタート時の販売価格:4.05円/PLT
これが2021年末には一時的に60円手前まで高騰した。
そしてその後は落ち着き、現在では5.2円程度になっている。実に12倍!?
高騰時に売り抜ければ大儲けだったが、そこで売らずにホールドしていたとしても現状はなんとか含み益をキープできている状態だ。

他の例では、2022年5月に上場したFCR(FCRコイン)
スタート時の販売価格:2.2円/FCR
上場後、一時は2.639円までなんとかいったもののその後は振るわず、現時点ではなんと0.4円台ということなので泣きたくなる。


とまあこんな感じで必ず儲かるわけでもなく、その後の動き方次第でもいくらでも結果が変わるのがIEOだということをしかと心に命じておきたい。
今回のBRILも今後どうなるかは分からないし、今後もいくつものIEOが発表されて泣く人笑う人が出るんだろうな、と思った。まる



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