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新NISA(資産運用)をはじめようと思う#4-投資信託その2

投資信託の仕組みについて知りたいシリーズ

今回は登場人物(ステークホルダー)を整理する。
それと同時にどこにどんなコストがかかるのかも整理する。

まずは、なにはともあれ俺

・投資家(俺)
投資信託商品を購入する(投資信託に資金を投入する)
そして運用結果の損益を受け取る

じゃあこの投資信託を俺は誰から買うのか?
それは販売会社
メーカーが作った商品をスーパーで買う場合におけるスーパーにあたるのが販売会社
日本国内では一般的には証券会社

・販売会社:
投資信託商品を販売する
投資家と運用会社・信託銀行との仲介・管理を行う

販売会社は商品を売るだけでなく色々面倒なことを代行してやってくれる。
もちろんそこには手数料が発生する。
それは当たり前だよね。
スーパーでお茶を買う時、お茶を仕入れて売るのには売り場まで輸送する手間、在庫管理する手間、陳列する手間、販売する手間、色々かかる。
そして当然スーパーの利益も乗せる。
さらに投資信託の場合は小売とは違ってランニングコストもかかる。
毎月定期積立ならそれを実施管理する手間、今月の成果を投資家に報告する手間などなど、その全てにコストがかかる。

次に投資信託という商品そのものは誰が作るのか?
それは運用会社
お茶をスーパーでうんぬんのケースでいうところのメーカーにあたる

・運用会社:
投資信託商品を企画する
どこにどうやって投資するかを考える
考えた運用の実行を信託銀行に指示する

運用会社は商品を開発して売るだけではない。
商品というのはそれぞれコンセプト(運用方針)が存在していて、そのコンセプトに沿ってどの資産にどれだけ、どのタイミングで投資するのかを決める。
ここが前回の記事で出た運用のプロ
ここでの運用次第でどれだけ儲かるのか、またはどれだけ損するのかが左右される、とても大事な存在。

コストという側面で言えば、当然ランニングコストがかかる。どのように投資するのかを検討精査する手間がかかる。またあらためて言うまでもなく運用会社の利益も乗っかる。また国からの監査を受ける際の手間もかかる。こういった諸々の経費・費用が、投資信託でいえば信託報酬という名目で日々計上される。

では実際の株式や債券の売買は誰が行うかというと、それは信託銀行というステークホルダーがその役目を担っている。

・信託銀行:
投資家の資金を管理する
運用会社からの指示に従って株式の売買など投資を実行する

投資家の資金は実際にはこの信託銀行が管理することになる。
そして運用会社の指示により投資家の資金を元手にして株式や債券の売買を行う。
また、いまさらいうまでもないがランニングコストもかかるし、信託銀行の利益も(以下、略

こんな感じで投資信託には複数のステークホルダーがいることが整理できた。
また、間に存在するステークホルダーが多いほど手間がかかりそれが手数料として投資家の負担になることも分った。

そうなると間にはさまるのが少ないほうがいいじゃん、って気がつくと思う。
確かにその通りだ。
でもステークホルダーが複数いるということがデメリットだけではない、という考え方もあるのかなと思う。

例えば証券会社が会社ごとなくなっちゃったとする。
それは困る。
特に自分の資産が一緒になくなってしまうのではないか、という心配。
しかしそれは大丈夫。
投資家の資産は証券会社や運用会社が管理しているのではない。そう、信託銀行が管理してくれている。
だから間が抜けたからといって自分の資産がなくなるわけではない。
もちろんそんなことが起きたら尋常じゃない手間がかかるのかもしれないけど。。。
役割分担をすることでリスクを分散していることに繋がるのだと思う。

また、コストという面で言えばさらにかかるのが税金。
日本では例えば株式によって得た利益のうち20%程度が所得税としてもってかれる。
かなりの額だ。
つまり投資で利益を出せたとしてもその全てを投資家が享受できるわけではなく手数料を引かれ、さらに税金を引かれ、その残りをやっと手に入れることができる。

ただし、この所得税については新NISAを利用して運用することで税金¥0にすることができる。それはまた別の機会に。

今回は投資信託に関わるステークホルダーを整理した。
どんな役割をもっていて、どんなコストがかかるのかが少し理解できたと思う。

次回は投資信託の種類などについて整理していこうと思う。

ちりーん🎵金融リテラシーレベルが上がった
LV3

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