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ぽん太の東海道五十三次歩き旅(10)山中→三島宿

こんにちは。ぽん太です。今日は箱根八里の最終日です。そして早くもこの旅を始めて10日目になりました。

旅日記

 2022年5月3日。昨日少し長く歩いたせいか、腰や足に痛みが来ている。しかし今日は快晴とのことで、昨日・一昨日と見ることのできなかった富士山の展望を楽しみに8:15東海バスに乗り込む。

 GWのためバスも三島スカイウォークまで激混みだ。9:05 昨日の終着地山中で降りる。山中城は小田原に本拠を置く北条氏康が築城した山城だが、豊臣秀吉に攻められ落城した。ここには、障子の形のした珍しいお堀(障子堀)などが残されている。ちょうどツツジが満開で、絵になる景色だ。
 また山中城址から駿河アルプスや駿河湾の眺望もすばらしいので、お薦めのスポットの一つだ。

山中城址の障子堀
ツツジが見ごろ
山中城址からの眺め

 10:45三島スカイウォークに到着。日本一のつり橋で、ここからの眺めがよいということで来たのだが、入場券売り場の人込みがすごいことや、朝宿から見えた富士山が隠れてしまったので、今回は諦めることに。

 その後また旧道を通り、こわめし坂の途中の畑の景色がすばらしかったので、ここで朝買ったお弁当を食べることに(11:25-11:45)。こわめし(強飯)坂の由来は、あまりの急坂で、旅人の背負った米が汗の蒸気で蒸されてこわ飯になったという伝説から来たようだ。

三島スカイウォーク。残念ながら富士山は顔を出してくれなかった。
こわめし坂途中の畑の風景。のどかだな~

 11:45 出発。ひたすら下り、腰が痛くなってきて幾度となく休憩をしながらも13:00 錦田一里塚に到着。昨日見た畑宿一里塚同様、道の両側に立派な一里塚が残されており、さらにここから約1kmにわたって見事な松並木が続いている。このような風景は是非後世まで残していただきたいものだ。

錦田の松並木
錦田の一里塚。両塚とも残されている立派な松並木。

 そして14:00頃三島大社に到着。ここもすごい人込みだったが、名物の福太郎餅を食べる。よもぎの味がしっかりと出ており、あんことマッチして非常にうまかった。しかも2個お茶付きで200円と格安。

三島大社
名物福太郎餅

 三島の街は、昭和レトロなお店の建物がところどころにあり、懐かしさを覚える。
 今日は時間もまだあるので沼津まで行けなくもなかったが、腰が痛くなってきたので、今回は三島までとし、あとは源兵衛川沿いの道を散策。三島は富士山の伏流水が流れているので、水がとても綺麗で、梅花藻も見ることができる。以前滋賀県の醒ヶ井で初めて梅花藻を見たが、三島の梅花藻は醒ヶ井の梅花藻とひけを取らない。このような場所が家の近くにあると住環境としては最高だな。

昭和レトロな建物もチラホラ
源兵衛川沿いの道。水が透き通っている。
三島梅花藻の里
梅花藻。本当に梅の花に似ている。

 そしてお決まりのように本日の締めにお風呂に入って、18:54発こだま号で帰路につく。三島駅のプラットフォームでようやく待望の富士山とご対面。
 今回3日かけて箱根八里の道を歩いてみたが、見どころが盛りだくさんでとても満足した。東海道を完歩した後もまた再訪したいものだ。

三島のスーパー銭湯(極楽湯)
新幹線のプラットフォームでようやく富士山とご対面。シャイな奴だ。

記録

  • 総歩数:29,259歩

  • 実際に歩いた距離:17.6km

  • 訪れた宿場:三島宿

  • お風呂:極楽湯(三島)

  • 宿泊:なし

本日の行程

山中から三島までのルート

広重の絵

「三島 朝霧」
三島大社の鳥居を背景に、早朝宿を旅立つ旅人が前面にありながらも、奥には沼津へ向かう旅人の姿が朝の霧の中に吸い込まれるようなタッチで描かれている。

(出典)


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