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パーム油とサステナビリティ

はい、どうもこんにちは、こんばんは!
あきとです。

今回は、パーム油とサステナビリティに関して、生成AIに質問をぶつけていったものについてまとめていこうと思います。(完全に自分の備忘録)

流れ
・パーム油って環境に悪いの?
・パーム油に関する認証はどんなのがある?
・日本企業は認証されたパーム油を確保できる?

調べてみて
・パーム油の環境に与える影響は、自然に対してはもちろん現地の労働者の人権にも影響が大きい
・日本企業のパーム油は、商社がかなり握っている印象。ネスレの事例から分かるように、企業が市場にアピールする際には、自社のサプライチェーンにおける現地の目線が重要そう。
・ナラティブに市場に訴える方向性も重要そう。なおさら自社製品との結びつけを意識。


・パーム油って環境に悪いの?
・パーム油に関する認証はどんなのがある?

パーム油の生産は、熱帯林減少の最大の要因の一つとされています1. アブラヤシ農園(プランテーション)は、効率的に生産を行うために数千から数万ヘクタールの土地を転換してモノカルチャー栽培を行うため、森林減少やそれにともなう生物多様性の喪失など、環境面への影響が以前から問題視されてきました1。また、熱帯林破壊だけでなく、火災や泥炭地開発がもたらす気候変動(地球温暖化)への影響、開発に伴う人権侵害、アブラヤシ農園での劣悪な労働環境など、パーム油の生産に関わる問題はどれも深刻なものばかりです23. 一方で、環境や地域社会に配慮して生産されたものとされる「RSPO認証」があります1。RSPO認証は、一定の基準を満たしていることが第三者機関により確認された農園からのパーム油をRSPO認証油として市場での差別化を図っています4. 日本マクドナルドが店舗で使用しているフライオイルは、持続可能なパーム油であるRSPO認証を取得しています2。パーム油に関する問題を解決するために、日本企業は持続可能なパーム油の調達に向けた取り組みを進めています1

・日本企業は認証されたパーム油を確保できる?

日本はパーム油の純輸入国であり、輸入量は年々増加しています1. 商社は、現地にオフィスを構え、輸出担当者がサプライヤーと交渉することで、調達を実施しています1. 三菱商事・三井物産・伊藤忠商事の3 社で商社全体の取扱量の8~9割を占めており、三井物産は既に40%の認証油比率を実現しています12. これらの企業は、2030年に向けて全量を「持続可能な」パーム油の取り扱いに切り替える方針を掲げています12. また、洗剤・石鹸メーカーを中心にRSPO認証の取得と認証パーム油の利用が浸透してきています3. ただし、パン・マーガリン会社のパン業界、外食サービス会社、食料品販売会社といった業界については、責任あるパーム油の調達に対する意識の低さが問題視されています4.

三菱商事・三井物産・伊藤忠商事以外にも持続可能なパーム油を扱っている企業はありますか?

日本国内において、洗剤・石鹸メーカーを中心にRSPO認証の取得と認証パーム油の利用が浸透してきています1. 例えば、サラヤ株式会社、花王株式会社、太陽油脂株式会社などが挙げられます1. ただし、パン・マーガリン会社のパン業界、外食サービス会社、食料品販売会社といった業界については、責任あるパーム油の調達に対する意識の低さが問題視されています1.


海外のメーカーは自社でパームオイル調達してるの?

海外のメーカーについては、パーム油の調達に関する取り組みが進んでいます。例えば、ネスレ社は、2010年にショートムービー「Have a break?」を発表し、世界最大の食品・飲料会社のネスレ社に対して、インドネシアの森林破壊につながるパーム油を買わないよう訴えました。同社のチョコレート菓子「キットカット」がオランウータンの指からできていたというショッキングな内容の映像は、発表から2か月に世界で150万回以上も視聴され、世界中から30万通を超える消費者のメッセージがネスレ社に届きました。その結果、ネスレ社は森林を破壊してつくられたパーム油の使用を止めるため画期的な調達方針を発表しました1. また、ウィルマー(Wilmar)社は、グリーンピース、FoE、WWF等のNGOからの批判を受けて、森林減少禁止、泥炭地開発禁止、搾取禁止(No Deforestation, No Peat and No Exploitation, NDPE)方針を発表しました。これは、自社のみならず、すべてのサプライヤーに対して調達方針を適用するという画期的なものでした1. また、花王株式会社、太陽油脂株式会社などの日本企業も、パーム油代替原料の商業化を目指す米国のベンチャー企業の設立に参画しています23.

ネスレ社はどのような原材料を特定しましたか?

ネスレ社は、より高い環境および/また社会的リスクをもたらす14の原材料を特定し、直接サプライヤーやパートナーと密接に連携し、サプライチェーンのマッピングを行い、パートナー組織とともにサプライチェーンの上流にある農園の評価を実施しています1. 詳細については、ネスレ社の公式ウェブサイトをご覧ください1.

読みたい論文

持続可能性認証と国際貿易:パーム油の事例
https://www.jstage.jst.go.jp/article/kokusaikeizai/71/0/71_kk2020.f03/_pdf/-char/ja


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