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ずっとやりたかったことをやりなさい1,2読後メモ

直近読んだ本ではないですが、今日は、ずっとやりたかったことをやりなさい1・2、原題は、The Artist's Way、Walking in this worldについて。本を開きながら書くわけではないので、記憶違いのことを書くかも知れませんので、間違っていたらごめんなさい。

この本はオススメです。自分と向き合えます。瞑想やマインドフルネスに通ずるものも感じました。時々「神」という言葉が出てきますが、マトモに取り合わず「自分の力の及ばない者」と言う程度に私は理解して読み進めました。全部読まずとも、基本ツールを使いこなすだけでも良いと思います。

人は誰でも生まれながらにアーティストである、を公理として筆者は捉えている様です。数学や論理学ではないので、公理と言うのは間違った言い方かも知れませんが、私にはそう思えました。
アーティストと言っても、絵描きや文筆家・音楽家などに限らず、創造性を有する者、と言う捉え方なので、所謂ファインアートを生業とする、生業としよう、という言う人以外の人達、大げさに言えば全人類も対象です。自分の中に居るアーティストを表面に出そう、という考え方で、その辺は、自分の中に居る仏を表面に出そう、という仏教的な考え方にも通じると感じますね。(仏教に詳しいわけではないので見当違いなことかも知れませんけど)

創造性を取り戻そうが大きなテーマで、そのためにこういうことをしてみよう、とか、こういう人は創造性を妨げるので付き合うな、というヒントが書いてあります。バカにしないでやってみると、意外な効果があるので、読むのであれば、課題を素直にやってみることをオススメします。

私がこの本を読んで一番気に入ったフレーズは脳の排水です。これはまさしく瞑想だな、と思えました。このフレーズを読んだことで、読み進めよう、と決めたくらいです。

前置きが長かったですが。

2冊の要点(基本ツール)は3つ

  1. (出来れば)毎日モーニングページを書く

  2. 週に一度アーティストデートをする

  3. 週に一度ウォーキングに出る

モーニングページ

専用のノートを用意して、毎朝3ページ、1人になって、心に浮かんだことをひたすら書く。
何も浮かばなければ「何も浮かばない、書くことがない」と書けば良い。まずは3ヶ月続けます。下らないことを書いたり、ただの日記になってしまう日もありますが、兎に角書き続ける。
大事なことは1つ。

絶対に誰にも見せないこと。

誰にも見せないことで、自分の心を正直に吐き出すことが出来ます。これがとても大切です。こんなことを言ったらバカにされる、軽蔑される、と思えるようなことでも、気にせず書ける様になります。自分が死ぬ前に処分しないと傷つく人がいるな、と思うようなことも私は書いています。

本が手元にある人は、毎週の課題が出されるので、その課題について考えると色々と書けます。そのテーマに沿ったことだけ書こう、と思うと、筆が進まないので、あくまで書く前に思い出す程度です。
大抵はしょうもないことしか書きませんが、書き続けていると、書きたくてしょうがない自分が居ることに気付きますし、書いたことで、実際自分の問題を解決出来た(というより自身がついた)こともあります。

ノートは大きい方が良いようなんですが、それを知らずにB5サイズのノートを買ってしまったので、私の場合はそれに書いています。今2冊めです。ちょっと高めの綺麗なノートに書くと良い様に思います。
3ページだと、私の場合は大体20分掛かります。
「毎朝1人で」というのが私には難しい条件だったので、時間帯は気にせず、一人になれる時間が出来たら書くようにしています。
ただ、やはり夜に書くと、日記的な側面が強くなるので、可能な限り朝に書いています。

アーティストデート

週に一度、1時間程度、アーティストとデートする。このアーティストとは自分の中のアーティストのことです。生まれながらにアーティスト、という立場で考えているので、「誰しも自分の中にアーティストが居る、でも、そのアーティストは子供だから、週に一度デートして育てていこう」という主旨です。

小さな冒険に出る、という言い方もしています。近所の文房具屋に出かけて、絵筆やキャンパスを買ってくる程度のことでも良いんですね。
子供の頃憧れていたものを思い出して、それに触れてみる。例えばピアノを弾きたかった、と思い出したら、ピアノ教室の1日体験に申し込んでみる。
私の場合は、CGがやりたかったので、毎週CGを描いてみたり、禅に興味があるので、禅の展示のある美術館に行ってみたりしています。
結構夢中になってやるので、楽しいんですよ。

何より頭を真っ白に出来る。

私にとって、これはとても大切なことです。大人になると心配事が増えて、余計な妄想で眠れない、ということがありますよね。その妄想から自分を開放出来るひとときです。

ここまでがThe Artisty Wayの内容です。

ウォーキング

週に一度以上、20分以上掛けて、ウォーキングに出る。
健康のためではなく、瞑想のためです。この本の勧める活動は瞑想みたいだな、と思っていたら、そのものズバリの言葉が出てきました。ある程度の時間を設定しているのは、そのくらい掛けないと、瞑想できる状態にならないからです。
マインドフルネスにも歩く瞑想というのが出てきますが、それとは少し違います。兎に角歩けば良いだけなので簡単です。しばらくすると、創造的なことを考えたりする様になる、とのことですが、私は未だ経験していません。

思いがけず良い本に出会ったと思っています。2は若干退屈に感じましたが、迷えるおじさんにとって1は間違いなく良いです。
若いときに出会っていたら、違う人生を歩んでいたかも知れません。

50にして天命を知る、なんて言葉もありますが、天命どころか、迷っていますし、妄想だらけの毎日を心穏やかに過ごしたい一心です。何の話しでしたっけ?

ではでは。



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