私が「トリプル姓名判断」をする理由

スマニューを見ていたら、元テレビ東京のドラマプロデューサーという田淵俊彦氏が「セクシー田中さん」問題について、書いていました。漫画をドラマ化する場合での、原作者・脚本家・プロデューサーという三者間でのコミュニケーションの難しさと、ドラマ制作に於ける漫画に頼りすぎの現状への警鐘の2点ですが、芦原先生の不幸が取り沙汰されている現状ですから、コミュニケーションを取ることの難しさを中心にお書きになっていました。

クリエイティブに絡む三者の問題は、別の業界でも同様です。私は昔、広告業界で制作畑にいましたが、クライアントと広告代理店(営業担当)と私(制作ディレクター)の三者でも同様の問題が常にありました。本来クライアントと制作ディレクターの二者で打ち合わせをするのがベストなのですが、広告代理店は必ず首を突っ込んできます。別に要らないのに。(笑)

力のある代理店担当者はやるべき事は確実にやり、それ以外はフリーにしてくれるので別に邪魔にはならないのですが、力のない担当者が絡んでくるともう、大変。やるべき事はろくに出来ないし気も利かないのに、余計なことには首を突っ込んでかき回してきます。クライアントがキレて「制作ディレクターと直接やるからアンタはもう、外れてくれ!」と言い放ったことすらあります。コチラとしてはその方が有り難いので、庇いませんでしたが。

ことほど左様に、三者の兼ね合いは難しい。でも、大きな仕事をするにはシステムとして三者の関係が必要不可欠な場合も多いのが現実。そんな三者の関係性をスムーズにするための一助になればと、姓名判断をアレンジしたのが「トリプル姓名判断」です。現在は両親と子どもの三者、改姓前後の名前(同一人物で2人分の名前)と婚約者の三者、この2パターンに特化させていますが、関係性を深く読み解くには我ながら良い方法だと考えています。

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