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8020問題。

夫の口内が大変だ。

夫はたいてい歯医者さんが長続きしない。
なので、色んなの歯医者さんへ通っている。
口内は突貫工事のようなものなので、どこか痛いと別の病院へちょっと通っては、また違う病院へと行くのだ。

歯医者さんへ行こうとする夫の腰は重い。一向に連絡しない。やっと予約しても2・3回通って『保険外の詰め物を勧めてきた』とか『空の様子が怪しいから』などと言って、それっきり通院しなくなってしまう。
歯医者さんも『どうなりましたか?』の催促の電話でもすればいいのに、と思ってしまう。
コロナ禍に入り、歯医者さんへ行くハードルが一段と高くなってしまった。
それからときどき『歯が痛む』と言うようになり、最近では『固いものが噛めなくなってきた』とまでいい、柔らかいものを要求するようになった。

子どもが離乳食の頃を思い出す。そのときは薄味だったが、家族全員赤ちゃんではないので、いつもの味だ。ただ、すりおろしたり、煮たりしているので、消化が早く、お腹が空いてしまうのが難点。夫も物足りないらしい。
冷蔵庫に豆乳があったので、牛乳と砂糖、寒天といっしょに温めてプリンにしたものをたくさん作り、ストックしておいた。

ついに歯の痛みに我慢できなくなったのか、古巣の歯医者さんに予約して受診することにしたらしい。

夫は『いい先生だから』というのだが、私とは会話が噛み合わず『読めない』先生という印象だ。

夫が受診を終えて帰ってきた。
『先生怒らなかった』が第一声で、右の下の歯は3本ダメになっていて、入れ歯かインプラントかという話になっているらしい。

左の歯も右ほどではないが虫歯になっていて、治療が必要とのこと。

今回はきちんと治療が完了するまで通院しきってほしい。

半年に一度は定期検診をしてほしいなと私は思うのだ。

80歳で20本とは無理だろうけれど、歯のあることでおいしく食事ができることを感じてほしい。

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