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校正はプリントかPDFか?

最近、PDF上で校正することが多くなってきました。
PDFの機能を使い、修正箇所にコメントを入れて指示します。
しかも、赤入れしたファイルをメール添付などで、すぐに送信もできます。

従来の紙による赤入れに比べ、確かに手早く、手間をかけずに赤入れ〜送信できるようになりました。

プリントして赤入れするのもいいですが、多少の手間がかかります。
プリンターの紙詰まり、トナー切れなど、アクシデントを考えると億劫になりませんか?

そこでパソコン画面上で赤入れしようということに。
そうかといって、何も問題がないわけではありません

単純な誤字脱字の赤入れであれば、コメント挿入で済みます。
やっかいなのは、文章の入れ替えや移動、また図表への指示。
コメント機能では作業者に伝わりづらくなりますね。

また、PDFでは直感的に赤入れしにくいと思いませんか。
プリントであれば、赤ペンで修正箇所の指摘、罫線を入れ、差し替える言葉を書き込みます。
修正箇所の指摘、修正内容の書き込みが直接手で行えるので、即座に、直感的に実行できます。

対して、PDFではカーソルを移動させて修正箇所の文字を選択し、コメント機能を使って文字入力します。

プリントに比べ、選択〜書き込みに一手間かかり、また脳内での処理に違和感が残る気がします。

こういう場合、便利なのがタブレットとタッチペン
iPadなどタブレット側Acrobatで校正PDFを開き、プリントと同様、画面上で赤入れできます。
直感的に、即座に赤入れできるので、重宝します。

もちろんAcrobatを使った赤入れもいいのですが、他のアプリを使うとメリットが感じられることも。
私はGoodNotesというアプリを使って校正しています。
Acrobatと比べ何がいいかというと、ペンの種類が選択できる、罫線が簡単にまっすぐ引ける、という点です。

実に素朴な点ですが、長時間・大量ページ・複数書籍を作業していると、上の2点のありがたみを実感してきます。

特に、ペンツールで万年筆を選択して赤入れするときの爽快感。
作業していても気分いいので、校正作業に変化をつけたい方、おすすめです。

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