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オフィスの個人のごみ箱のごみを誰が捨てるのか問題

そういえば、先日のSOU-MU NIGHTに来てくれていた総務さんが、「オフィスの全員のごみ箱のごみを、毎日私が捨てることになってるんです。他の会社はどうしてるのかなって。」と話していて。

ふらりと通りがかった別の会社の総務さんに聞いてみると、「うちのオフィス個人のごみ箱ないですよ。ビル共用の廊下のごみ箱に捨てます」とさらりと回答。

その人にとっては当たり前のことでも、悩んでいた総務さんにとっては、結構な驚きだったりして。ごみ箱がある前提だったら「自分で片付ければいいのに。」という想いだったところ、他社の人と話すことで「ごみ箱をなくす」という発想に至るっていうのは、そんなことかと思う人もいるかもしれないけれど、あらゆることに共通する気づきだと思っている。

そしてもともとオフィスにごみ箱がない場所で働くことは、総務さんにとって良い環境といえるかもしれないけれど、「会社に各自のごみ箱があって、私が捨てていた仕組みを、ごみ箱をない環境に変える」ことができれば、そのプロセスはバックオフィスで働く人の成長として、とても価値のあることだと思う。新しいルールをつくることができる人はどこに行っても重宝される。

社内に帰って「ごみ箱をなくしましょう!」と言っても「自分が楽したいだけやん」と思われてしまうかもしれない。

これは業務のクラウド化についても必ず出てくる抵抗だったりする。

「ごみ箱をなくす」という前提に立てば、「ごみ箱をなくす」メリットについて筋道を立てて考えることができる。たとえば、適度なタイミングで席を立つことで集中力を回復できる、そもそもごみが個人単位でたくさん出る環境を無くす方向に意識づけできる、自分で分別をすることで環境に対する意識を高めることができる、など。

そもそもフリーデスクやコワーキングスペースで仕事をしていると専用のごみ箱などないのだから、ごみ箱の撤去を働き方改革のファーストステップとして位置付けることもできる。

ごみ箱という些細なことかもしれないけれど、他社がどうしているのか、他者がどうしているのか、私達はあまりにも知らない。成功事例を知ることが解決ではない。同じような環境や立場で働く人が、同じ目線で話すことで気づくことがたくさんあると思っている。

そんな気づきもあるかもしれないし、ただ楽しいだけかもしれないSOU-MU NIGHT。

ぜひ遊びに来てくださいね!

【東京】総務・バックオフィスで働く人のための交流会「SOU-MU NIGHT TOKYO」#3 2月11日 15時-17時 @NagatachoGRiD


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