「乾杯」の瞬間が好き、な話。

みなさんは、よく喋る方ですか?

どちらかと言うと、寡黙な方でしょうか。

僕はふだん、どちらかというと、あまり喋りません。

小さい頃はお調子者で、
目立ちたがり屋で、
すぐ悪ふざけに走る少年でした。

なぜか他人のクセが移りやすい性質もあって、
周りからの影響を受けて
次々と自分を塗り替えていたのですが

ある時、友達から
「恥ずかしいことをすると赤面する」というクセが移ってしまった頃から、
お調子者の目立ちたがり屋から、
すこし控えめになっていきました。

中学時代には、インターネットにどハマりして
ネット上の自分の活動を学校の人には知られたくないな、と思い
親しい友人にだけしかネットの話をしないようになって
相手によって喋る内容を慎重に選ぶようになり、
ますます控えめになって行きました。

そんな僕ですが、
根っこはきっと変わらず、
お調子者の目立ちたがり屋です。

明るくパーっとやりたいけれど
それを普段の生活では出しにくい。

そこから解放してくれるものの一つが、
僕にとって「乾杯のビール」なのです。

ビール自体は、父親の影響があって、
いつも美味しそうにお酒を飲んでいるのをみて興味を持ち、徐々にハマって行ったのですが
ここでは「乾杯」という部分も肝心で、
これは1人では成立しない行動なのです。

世の中には、いろんな乾杯があると思いますが
僕が思い浮かべるのは、
「いまこの瞬間を楽しもう」というニュアンスが含まれる、「カンパーイ!」と勢いのある乾杯です。

そこにはきっと、仲間がいます。

緊迫した交渉ごとの場面だと、
勢いよく「カンパーイ!」とは言わないでしょう。たぶん。
お疲れ様です、よろしくお願いいたします、なんて言いながら飲むのではないでしょうか。

仲間意識を持って、これから一緒にやっていきましょう。となれば、そこには「乾杯!」が入り込む余地があります。

会社での飲みも好きで、
デスクの前にいる時と、食事の場にいる時で、話すことも行動も変わらない人はいません。
必ず「いつもと違う姿」がそこにあります。
好きな人も、ひょっとしたらプライベートなら合わないかもしれない人も、いろんな人が合わさって仕事が成り立っている。

ワンピースみたいに「俺たちは仲間だ!!」と叫べるほどの睦まじい仲ではなくても、仕事を共にする人は、間違いなく仲間だと強く思います。

そんな仲間の、普段では見られない側面を知ることができる。
そして素敵なビールを飲みながら、話しながら、ご飯を食べる。
素晴らしい時間の始まりを告げるのが
「乾杯のビール」
なのです。

アルコールを飲まない、飲めない、という方も
良ければぜひ、そんな「乾杯!」の音頭に
乗っかってくれたらいいなと、
僕は心より願っております。

(最後までお読み頂き、ありがとうございました!)


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