見出し画像

2023年ボカロ曲28選

2023年に聴いたボカロ曲から28曲選んでみました。
結果、エレクトロニカやインディーポップ中心の趣味に近い曲選になりました。

それでは軽く文章の方も添えて紹介します。
(以下、敬称略)

青屋夏生「どっか~ん!」

脱力感あるポップな曲に都会の日常風景が映る実写MV、ど好み。
ゆる~く"どっか~ん"を繰り返すくらいのストレス発散で生きていく。

稲葉曇「フロートリプレイ」

稲葉曇らしいアンニュイなロックチューン(ただし全て打ち込み)
特に1分ほどある長めなアウトロがたまらない
ベースラインもね、好き

Chinozo「マザーデイズ」

「エリート」と似た系統だと思うけど、サビのこの感じが癖になる("あなたをRepeat"のとこ)
Chinozoさんのエレクトロポップ寄りの曲好きっすね~

キツネリ「cicada」

もう中毒性と楽曲のクセとMVの可愛さとすべてが高得点
リズムを体で刻んじゃう
ポップスとして最高

inuha「幽霊」

2分余りの中でこんな表現もできるのか!と。
聴いていない方はぜひ最後まで聴いてみてほしい。
良いメロのオルタナティブロック曲だけど思い切ったサビだわ、あっぱれ。

Guiano「私は、私達は」

ゲーム「プロジェクトセカイ」のアイドルグループ「MORE MORE JUMP!」への提供曲
可愛さも備えつつ詩と音が力強く前向きなEDMに心打たれる。そして曲の展開が(プロセカ提供曲としては)珍しく歌なしなのも特徴的で良い
イベントストーリーとのシンクロはもちろん、それを抜きにしても誰かの背中を押してくれている

馬車馬カエデ「うっかりファンク」

耳に残るベースのフレーズで始まるポジティブでファンキーな曲。
日頃上手くいかなくて"うっかり"しちゃうことを並べつつ前向きに、人間くさくて良い
ベースとレンコン(?)を演奏する琴葉姉妹のアニメーションも可愛い

西島尊大「よりみち」

リラックスして聴ける優しいシンセポップ
星野源のPOP VIRUSを思い出す音楽性
こういうゆったり前向きな曲が等身大に感じて好きっすね

いよわ「一千光年」

イントロから鳥肌!
新たなボカロアンセムとしてシーンに刻まれたのではないでしょうか(2023年の曲だったことを忘れていたくらい)
色んな合成音声ソフトが出てくるのもセンス高いっすよね

フロクロ「ビビビビ」

イントロ5秒で心つかまれた
予測できない展開と緊迫感あるロングトーンのサビ、MVとのマッチも抜群
夢想から発展するフィクションのような歌詞も秀逸

濁茶「網膜は銀幕 人はみなシネマ」

緩やかな高揚感がある、抜群な人生讃歌
実写映像に重なるイラストとポリゴンの荒い3Dがより暖かさを増してゆく
元日に観て、涙があふれてきた
みんなのうたで流そう

ごはんと初音ミク「ソング02」

ポストロックとして最高な1曲。シューゲなパートもグッとくる
投稿者コメント欄見ないとこんなご飯への思いを呟いてる内容とは思わず…
これをこんな匿名性の高いタイトルと名前で出しちゃうのか、すごいな

稲むり「レトロフューチャー・ビーイング」

これはサムネブラックホール、でも冷静になればトラックは独特でカッコいいし歌詞もシュールで魅力的
歌詞の乗せ方が、聴き手の掴みどころをかわしてゆくのでリピートしちゃう

Leo/need(作詞作曲:やいり)「相生」

ボカロ版もありましたがこちらを選びました。
爽やかポップなロック曲、サビ前ミュートとかあざといながらもそこを超えるキャッチーさがあった
宇宙飛行士なったLeo/needが出てくるマンガのMVもGood

ちゃんすP「ゴールデンウィークディストラクション」

ここにきて直球パンク!ボカロでは貴重な存在
連休を上手く過ごせないやるせなさを怒りに変えて、勢いで駆け抜ける感じが面白い

koyori(電ポルP)「箱庭のコラル」

こちらもプロセカへの提供曲
一昔前のロキノンみたいな曲調でちょっとノスタルジック。バンドサウンドに単音でキーボードの音が鳴ってるのとかね、好きですね。
じんわりノスタルジックになるのもね、自分の好みがわかってきました

いよわ「ももいろの鍵」

音楽理論の細かいところは知らないけど、いよわ曲のコード展開はいつも驚かされる
こちらもプロセカ(MORE MORE JUMP!)への提供曲で、タイアップというのもあっていつもよりキャッチーで気持ちいい
ピアノで感情変化を表す定番パートも健在

Iceky「ピクセルを越えて」

chiptune!これ、めちゃよくないですか?(4桁再生!?)
8bitなMVも、突き抜けていくようなchiptuneも。

くののみ「One Music」

イントロが特に好きかも。こういうエンジン全開なポジティブ・テクノポップが大好きよ
この3D初音ミクモデルいいなあ

べこ「キュー」

ローファイなエレクトロニカ、というかR&B?
裏命の声も曲調にマッチ。
ふわふわでやるせない歌詞が何とも切ない

ぬら「ローテイト」

打ち込みインディーロック
シンプルにメロディが好き
等身大の歌詞も、アンニュイだけどサビで背中を見せるMVも好き

はこ「百葉箱」

こういう音遊びしたエレクトロニカがだ~い好きなんだ!
大衆のあるポップ性もあってボカコレでランキング上位も頷ける。
で、こんなベストマッチなアニメMVつけっちゃったら…

コメサガ「Collect such scenes!」

「トンデモポップ」のタグから見つけた記憶。
身体がカクカクなりそうなトラックが癖になる、好き。
一番の好きポイントはMVに映る京都市左京区当たりの町並みですかね(私の父の実家)

マサラダ「ちっちゃな私」

2023年期待のホープとしてスマッシュヒットを飛ばしているマサラダ氏、ライアーダンサーに次ぐ曲
等身大の歌詞に、抜群の音圧でキャッチーな音楽ぶつけられたらそらもう…
心の中にいるであろう「ちっちゃな私」を抱きしめて聴く

ihuna「CDショップであなたにピース」

最近、サブスクで聴くようになってから一層CDショップに足を運ぶようになった自分に刺さった曲
CDショップに行ってあてもなく探すワクワクが溢れてる
ちょっとプログレっぽい展開も癖

世界電力「歩行訓練」

ポエトリーリーディング×ポストロック×アナログホラー!
この3要素がこんなにも合うなんて、発見だな~

バーミーズ「毒キノコ食べて死にたい」

タイトルからは想像できない抜群のミクポップ!カッコかわいい!
未知なるものに手を出したい挑戦心!イケイケです
VOCALOID と歌ってみた系式も増えましたね~めちゃ合う
ヘンテコなMVもGood

袖野あらわ「Unpoison」

重苦しい歌詞と不安になるメロディを、このカッコよくリズムを刻むトラックで一気にキャッチーになっていてリピートしちゃう
プロジェクトセカイのアルバム「セカイノオト」収録。メインストーリー前のまふゆの心境だろうか。初めて聴いた時息をのまれた。

終わりに

振り返って聴いてみるとほんと良い曲ばかりで、ボカロシーンをディグっててほんと良かったな、と。べたなポップも感性の氾濫βもごちゃ混ぜで楽しめる。こんな音楽シーンは世界中ここだけじゃない?
2024も楽しいボカロライフを!


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?