チビ姫様は、ヤキモチ焼き。

 チビ姫様こと、命ちゃんは独占欲が強いのか「ヤキモチ焼き」である。

 私がつきママさんのブラッシングをしていると、私とつきママさんの間に入ってきて邪魔をする。
 間に割り込んで、キラースマイルで甘えてくる。
 それでも ブラッシングをしていると、ブラシを持っている手にしがみ付く。可愛いのだが・・・。

 黒猫兄妹のレン君・なっちゃんとひもで遊んでいても、私の足にしがみついてくる。一緒に遊べばいいのに、そのひもをもってどかに持って行ってしまう。

 極めつけは 美由紀ちゃんと朝食をとっていると、私の足をよじ登りテーブルに上がり美由紀ちゃんと私の間に鎮座する。そして私の顔をじっと見つめている。かわいいんだけど・・・。

 ネコさん達皆に食事を出すときも、自分が一番出ないと気に入らないらしい。「つきママさん、今回は甘やかしすぎたのでは。」と言いたくなるくらい。

 でも つきママさんが甘やかすのは私もよく判る。確かに 可愛いのだ。何処がどうとは言及できないのだが。

 例えるなら、「二頭身のゆるキャラ」のようなほんわかした可愛さがある。つきママさんも初めて会った時から、ずっとついて廻っている。

 人間だけではなく、ネコさん達にも人気がある。そんな子が私を独占したいらしい。「君が人間の女性だったら良かったのにね。」と小声で言うと、横にいた、天災天然娘の眉と眉の間にしわ。

 「二人ともなんだか、幽霊よりこわい。」とまた呟くと、今度は美由紀ちゃんの背後で泉さんがすごい視線で睨む。

 私はどうしたらいいんでしょうか。

私のようなものをサポートしてくださいましてありがとうございます。