質問してみた(M)

　コメントしてくださった人の意見を試しにやってみることにした。

ある程度勉強した後、つきママさんに話しかけてみた。

「つきさん、あなたの前世は人間だったんですか。それとも人間とかの霊がついているんですか。さもなければ化け猫さんの類ですか？　」

「・・・。・・・。全くいきなり 何?」

「ごめんなさい。コメントの中にそういう疑問があったものですから。」

「何だか知らないけど 失礼ね。私は化け猫でも妖怪の類でもないわよ。ただの猫よ。前世がどうかなんて知らないわ。」

「でもただの猫さんがどうしてこんなに物分かりがいいんですか。」

「あなたたち人間の中にも特殊な人はいるでしょう。あなたの知っているなつめみたいな人。それと同じよ。」

「いやちょっと違うかも。私はなつめに保護されたとき事故で右の足代足が動かなかったんだけど、毎日 なつめが優しくマッサージしてくれていたの。右手で優しく気を込めて撫でてくれた。そのお蔭で走れはしないけどこの家の中なら普通に動けるようになったの。動けるようになった時は嬉しくて嬉しくて。」

「それから なつめに恩返ししたくて、私が出来ることをしようと思ったの。それが今に至っているのよ。」

「「猫にしては物分かりがいい」と言ったけど、なつめのそばいるとみんな私みたいになると思うわ。私の前にいた猫たちもみんなそうだったから。」

「でも 黒ちゃんたちは、全然反応してくれませんよ。」

「あの子たちは、まだそこまで足してないのよ。まだ子供だし。」

「そうなんですね。じゃあ 黒ちゃん達もいずれそうなるんですね。」

「たぶん いずれね。でもナツはもうできるはずよ。あの子は はずかしがりだから、わからないふりをしているのよ。」

と言うのが、つきママさんの回答でした。

いつもいつも会話できるわけではないみたいです。私に力が足りないので、会話の後すごく疲れます。