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詩の言葉たち
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記事一覧

詩集 - こどもたち

Preface 2016年の始まりのころに書き留めた詩を集めた。 僕は、それまで詩を書いたことはなかった。 けれども、とにかく、試みずにはいられなくて、毎朝目が覚めると、iPadに向かって文字を打ち込むようになった。 そのころ、たくさんの夢をみて、自分に次々と心当たりのない感情や記憶がないまぜとなって、浮かび上がってきたのを思い出す。 そうした体験は、僕にとって大切な財産となった。自分自身の中へ沈思し、その声に耳をすますことは、この世界がどれほど美しく儚いものであるか、

詩 - 昼下がりの詩

小さな時には、忘れてた うすい言葉の塊が 私の肌を駆け抜けて そのまま世界となったこと 果てしなく広がる海の向こうには もう求めないと歌った 日のことを 心の木陰にしまって 今日の日の朝日を眺める時 私は、小さな奇跡を目の当たりにする 千年、万年の時の易々と超える 魔法のとき 太陽の光 青葉の踊り written by Shinta 2020.5.29

詩 - 新しい人

新しい人、おいでなさい(Sunrise) ここに、おいでなさい(Sunflower) 私は空を抱くようにして君をだく 新しい人、おいでなさい 私達は、見限らない 空の青さを広さを、無限に広がる私たちの可能性を 育ちなさい、自らの心臓の鼓動に、合わせて踊りなさい 自ずと歌がうまれることよ さすれば、夜も暗闇も、業魔の所業も恐れるにたらん 新しい人、おいでなさい わたしたちは、いつだってここにある 時空を超えた、愛と信頼の輪の中で いつでも、君とたっている

Morning Note&Piano 2019.4.24

Dream 酒本信太 2019.4.24 (水) 夢が連れてくる、質感。 妙に淡々として、神秘劇を見ているような感覚。 時折、そのような夢に出会うと、朝の光がいつもより幾分どんよりとして 含み笑いを浮かべているように感じられる。 そして大抵、雲が空を覆っている。灰色の空。 こういうとき、水を飲むと、自分が思った以上にのどが渇いていることに気づく。 そして、断片的な夢の記憶を思い出しながら、あれは一体どういうことなんだろうと、考えてみる。 今朝、私の夢に現れた、列車の窓の

Morning Note 2019.4.19

Butterfly Dance 酒本信太 2019.4.19 (金) 朝 チョウが舞い、蜂が飛ぶ 小さな虫のような胞子のような 何かが、ちらちらと空気中に浮かんでいる ベランダに出ると、身をあたためる 太陽の光 私は、窓を開けて、ノートを開く 言葉は自らの場所をもとめて 鉛筆の先から、躍り出る くらしの中で、密かに待ち受けている こうした、一時を、私は愛でる 味わう 遠く過去と思い込んでいた心持ちや 記憶も、ゆったりとして、窓際のソファーに座って 私と一時をすごす。 私が個

Morning Note 2019.4.18

With Birds 酒本信太 2019.4.18 (木) 朝 君は一人の人間だ それで十分だ 鳥の姿をみよ 今日も朝から歌い 自らつばさを広げ 風にのって 狩りにでかけたではないか どうして私たちが、今、自ら求めるものを、 今すぐに得ることができないといえようか About Morning Note 酒本信太が、毎朝書きつける言葉たちです。 HPからもご覧いただけます。 →https://www.8thmay.com/morningnote